2011年12月23日金曜日

純粋な好奇心をもって相手の心の森を探検する

昨日は朝ゼミの、月に一回やっている部活編でした。ゼミメンバーが集まって、まずはこたつに足を突っこんで暖まりながら、気づき報告。これはマインドフルネスを実践することで気づいたことを、お互いに報告しあう時間です。この時間がうちのゼミのキモといってもいいでしょう。共感的コミュニケーションの勉強の時間でもあります。
 それが目的ではないのですが思いがけず人生の問題が解決したり、考え方が変わって楽になることがあります。けっこうしょっちゅうそれが起こっていて、私にとっては大事な時間なのです。参加者も大事な時間だと思ってくれているといいなあ。
 ここで私がやっているのは、ただ純粋な好奇心をもって相手の話を聞く、ということです。そのことだけをやっているといってもいいでしょう。あるささいな問題に気づき、それを話してもらったとき、どのような感情を持っているのか、そしてその感情はどのニーズから起こっているのか、ただひたすら聞いていきます。
 ささいな問題でも、思いがけず大切なニーズにつながっていたりすることもあります。そういうときは、小さな入口から踏みこんでみたら思いがけず大きな森だった、という感じを受けることがあります。大きく暗い森の奥へ奥へと、純粋な好奇心を持って相手といっしょにはいっていきます。そのとき、なるべく頭は使いません。理屈をこねたり、なにかを判断したりする大脳皮質にはお休みいただいて、好奇心という心のサーチライトでひたすら相手の感情とニーズをたよりに森の奥へと踏みこんでいきます。
 すると、宝物を発見できます。
 発見できないこともあります。また、小さな宝物は発見したけれど、さらに大きな宝物が奥にありそうな感触があって、そこへはまだ届かない、ということもあります。
 森の奥へとはいっていくのは、本人も私も実は少し怖いのです。でも、わくわくする好奇心がそれをまさります。相手とつながりたいというニーズのほうが、怖れよりも強いからです。
 昨日も大小いくつかの宝物を見つけることができました。ゼミ生のみんなには感謝なのです。

 夜はNVCのコアメンバーの忘年会でした。
 羽根木シェフの真理子が仕込んだ材料をたくさん持ってきて、夕方からディナーの準備をしてくれました。
 夜は15人ほどメンバーが集まって、ディナー忘年会。オーガニックでおいしい料理と、持ちよったお酒。もう満足以上で、話も夜遅くまでにぎやかに盛り上がりました。
 来年は2月にロキシー・マニングという公認トレーナーをアメリカから招聘することになっています。その企画もきっとうまくいくことでしょう。