2011年12月27日火曜日

音楽を消さないために

音楽CDがびっくりするくらい売れなくなってしまったらしいです。それなのに、人々が音楽を消費する量は、むしろ以前より増えています。
では、ケータイの着メロなど、ダウンロードコンテンツが買われているのかといえば、それもCDが売れなくなった分を補完するにはまったく足りないらしい。
人々はどこから音楽を買っているのでしょうか。
実は買ってはいないのです。ネットを探せばいくらでも無料で聴ける音楽があります。人々はもはや、音楽を聴くのにお金を払う必要がないのです。
しかし一方に問題もあります。たとえばあるアーティストのある曲を聴きたいと思って、検索して飛んでも、そこにはオリジナルの曲ではなく、カバー曲がずらりと並んでいます。ほとんどが素人がカバーした稚拙な音源です。オリジナル音源にたどりつくのは容易ではありません。そしてオリジナルは、レコード会社によって(CDの売り上げを確保するために)削除されたりしています。
音楽を作る人や、クオリティの高い音楽を確保するために、音楽を享受している人もそれなりの負担をし、制作者にそれが渡されるあらたな仕組みが必要になっている時代が来たように思います。かといって、どんな仕組みが適切なのかは、私にもわからないんですが。