2011年12月22日木曜日

私はもう冬のいちごを食べたくない

いちごは夏の果物という印象が私にはありますが、市場では冬が出荷のピークということです。
 とくにいまの時期、冬至に向けての出荷がもっとも多くなります。もちろん、クリスマスケーキなどに使われるいちごの需要が増えるからです。
 この時期のいちごは当然、温室栽培です。温室といっても、ビニールハウスだけでなく、灯油をたいて温度をあげ、日照時間を確保するために照明をつけます。そしてもっとも重要なのは、いちごの花の受粉です。
 受粉作業に使われるのは蜜蜂です。当然、日本の蜜蜂はこの時期活動していませんから、オーストラリアなどから輸入されます。空輸されてきた蜜蜂をハウスに放ち、いちごを受粉させ、実を収穫するのです。
 この輸入蜜蜂はほとんどが使い捨てだと聞きました。翌年はまたあらたに輸入するのです。そのほうが、繁殖させて維持させるより手間もかからないし経済的だからです。
 このような話を聞いて、私はなんとなく、いちごが乗ったクリスマスケーキを食べるのがいやになっています。それを食べなくてもとくに困らないですし。
 みなさんはどう思いますか?