2011年2月28日月曜日

エスキモーに氷を売る、日本人に水を売る

(以下の記事はあくまで私見であり、私が自分自身の考えをまとめるために書いたメモのようなものです。暖かな目で読んでいただければ幸いです)

芸術や表現の話ではなく、「商品」の話をする。
『エスキモーに氷を売る』という本がある。
魅力のない製品をどうやって売るか、というマーケティングの本だ。「奇跡のマーケティング」などともいわれ、一時期、大変もてはやされた。
ちょっとかんがえればわかることだが、大変醜悪なかんがえ方だ。
あるモノを「いらない」といっている人に「ほしい」と思いこませ、買わせてしまう。詐欺といかほどちがうというのか。
エスキモー、なんていうから我々は対岸の火事のように眺めているが、実は日本は世界でいちばん「水」を輸入して買っている国だという。
世界一水が豊かでおいしい国の人々が、世界一水をたくさん輸入して買って飲んでいる。氷を買わされているエスキモーとどこがちがうのか。
車を一台持っている人に、さらにもう一台買わせようとしたり、買い替えさせようとしたり。
たくさん服を持っている人にこれでもかと新しい服を買わせようとしたり。
何十年ものローンでがんじがらめにしてまで家を買わせようとしたり。
わけのわからない外国のイベントを輸入して、不必要なプレゼントを買わせたり贈らせようとしたり。
ありとあらゆる調理器具のそろっている家に、一年に一度使うか使わないかわからないホットサンドイッチを作るためだけの器具を買わせようとしたり。

大量の商品が世の中にあふれ、それを人々は大量に消費している。しかし、それは本当に「消費している」のだろうか。「消費させられている」だけではないのだろうか。
本当にその商品は自分にとって必要なものなのだろうか。
必要でもないものを買わされ、大量にモノとカネが動くことでかろうじて回っている経済。そんなものはほとんど「フィクション」といっていいのではないだろうか。
そんなフィクションの世界からはさっさと抜け出したいと思うのだが。

私もモノを作り、売っている人間だ(ほんとにささやかではあるが)。しかし、それを「いらない」という人にまで「売りつけたい」とは思わない。
私が作ったものを心から「ほしい」と思ってくれる人に届けば、こんなにうれしいことはない。
逆にいえば、そう大勢でなくてもいい、何人かが「ほしい、必要だ」と思ってくれるようなものを作りたい。
それがどういうものなのか。そこを熟考したい。
だれかから必要とされているもの。そのなかに、きっと私が作りたいものも含まれているはずなのだ。

以上、「商品」の話でした。

MacBook Air のミニマムお出かけセット

朝方など、ちょいと散歩に出ながらも、そのへんの公園のベンチでブログ記事のひとつも書いてしまおう、というモードのときの「お出かけセット」について紹介してみる。
持って出るのは次のとおり。

・MacBook Air 11インチ本体
・buzz-houseのハンドメイドフェルトケース
・BUFFALOのWiFiルーター(キャリアはFOMA)

これらはフェルトケースに入れてある。
ほかに、

・iPhone 4
・ガラケー
・家の鍵(ズボンのポケット)
・お金

iPhoneはベルトにクリップではさむケースに、その他はズボンのポケットに。
ガラケーは私が所属しているNPO法人・現代朗読協会の専用電話だが、おさいふケータイ機能がついていて、電車や飛行機に乗ったり、Edyを使った少額決済に使ったりしている。
フェルトケースをのぞけばほぼ「手ぶら」に近い。もしくは「帯刀」している感じ。
荷物は少なければ少ないほどいい。Airはネットにつながっていさえすれば、たいていのことができる。
このままぶらっと旅にだって行けそうだ。
3G内蔵のAirが出れば、さらに荷物は減らせる。

コメントがいくつかスパムにはいってしまっていた

このブログは、コメントをつけていただくと、いったん保留扱いになり、それを「公開」承認すれば初めて公開されるように設定してあります。
これまでいただいたコメントは公開手続きをしてましたが、「スパム」という項目があることに、ついいましがた気づきました(汗)。
なんらかの理由でここにはいってしまったコメントに、たったいままで気づきませんでした。数年前のコメントまで放置してありました。
まことに申し訳ない。

ただちに公開し、私からもコメントをお返ししましたので、
「コメントをつけたのに無視された」
とお思いの方がおられたら、チェックしてみてください。
ただし、本当のスパムコメントは削除させていただいてます。

2011年2月27日日曜日

パーソナルクラウドを「Pogoplug」でやってみてる、なう

パーソナルクラウドを実現するための装置とサービス「Pogoplug」をインストールしてみた。
で、実家に手ぶらで戻っている。
「手ぶら」というのは、正確には MacBook Air 本体のみで、いつも持って歩くモバイルハードディスクなど外付けストレージは一切持たずに、という意味だ。

Pogoplugの使い方。
本体をまず自宅のLANにケーブルで接続する。
次に外付けのハードディスクやらプリンタやらをUSBケーブルで接続する。
スイッチを入れる。
ハードウェア関係はこれで終わり。
つづいてメーカーサイトにアクセスしてアクティベーションをおこなう。
アプリをインストールして、簡単な設定をすませる。
終わり。

これで外出先だろうが、自宅にいながらにしてだろうが、ネットにつながった MacBook Air から自宅の大容量ハードディスクやプリンタにアクセスできるようになった。
ただし、ネット経由なので転送速度は遅い。ネット環境にもよるが、大きなファイルはそれなりに転送に時間がかかる。
WiFi環境だとけっこう速い。普通に動画ファイルや音楽ファイルを再生できる。
Airの内蔵HDDは容量が128GBしかないので、大変ありがたい。そして、荷物が劇的に減った。

自宅にいるときは、いちいちUSBケーブルを抜いたり差したりしなくても、Pogoplugに差してあるドライブやプリンタが使えるのはなにげに便利。とくにAirはUSBポートが2個しかないので、ありがたい。
iPhoneアプリも提供されていて、膨大な量のファイルに出先からアクセスできるのもいい。
このあたりはまだ使いこんでいないので、追ってまた報告したい。

そっかー、年下なんだ、夏目ちゃん

先日の東京下町文豪ツアーのときに撮ってもらった写真。夏目漱石の銅像と私だが、ちょっと似ているといわれた。
そうかなあ。
あまり似ているとは思わないが、ふと気がついた。
漱石は49歳で没している。この銅像が何歳のときをモデルにしているのか知らないが、いずれにしてもいまの私よりはずっと若い。
この老成した感じはどうだろう。それに比べて、私のおちゃらけた感じはどうなんだ?
ほんと、申し訳ない。

劇団クセックACT、今年の公演は「デカメロン」

友人の俳優・榊原忠美氏が所属している名古屋の劇団・クセックACTは、今年もゴールデンウィークに公演を打つようだ。
今年の売りは「笑える」らしい。
そのことについて、榊原氏が書いている。
こちら

キャストは榊原忠美以外に、『エウフェミア』の主人公エウフェミアの英知と才覚、『寝取られて大満足』のベアトリスのしたたかさと如才なさを、クセック出演3作目の真行寺君枝。
2作品で要となる役を演じる才能豊かな俳優 永野昌也。
エウフェミアの兄を、昨年の『五年経ったら』の青年役で高く評価を受けた樋口大介。
他にお馴染みの実力派 火田詮子、可児良友らが出演とのこと。
観に行きたい。

2011年2月22日火曜日

「The Moon Light Grove月あかりの森」6月公演の速報が出てます

私が演出を依頼された公演の速報がブログに出ていたので、紹介します。
こちら

The Moon Light Grove はひとり芝居と人形作家の展示による姉妹ユニットです。
お姉さんは現代朗読協会のゼミ生でもあります。
今回の公演は2部構成だそうです。

第一部「朗読とドール・アート」
第二部「The Moon Light Groveの世界 Vol.5」

私は演出と音楽を担当します。
皆さん、来てね。

★DATE: 2011 年6月19日(日)  

★TIME: 13:00 開場  13:30~15:00 上演 (15:30 閉場)

★PLACE: 絵本塾ホール 東京都新宿区若葉1-22-16 ASTYビル地階

★TICKET: ご予約⇒ 大人 2500円 (当日 3000円) 
子供 2000円 (当日 2500円)

2011年2月17日木曜日

問いつづけること

朗読のワークショップやゼミにおいて、「~しなさい」や「~ねばならない」ではなくて、「あなたはどうしたい?」と問うことが多い。
この問いは、たえず自分自身にも向けつづけている。
ただし、答えはない。
明確な答えはなくても、問いつづけ、探しつづけること。

探しつづける行為そのものが、人を成長させる。
これがときに、とても嫌悪されることがある。とくに、若い年代の人たちからは、
「きみはどうしたい?」
という問いに対して、つよい反発を食らうことが多い。

私も含めて人は、「~しなさい」「~ねばならない」への誘惑がある。そのほうが楽だからだ。自分の行動が内部的であれ外部的であれ、ある規定を受けていると、そのことについてかんがえる必要がなく、ただそのとおりにすればいい。
しかし、なにも規定がなく、自分で決めなければならないとき、探索の苦しさがある。
しかし、これが「人であること」であり、「自由であること」であろう。なにもかんがえず決められた行動しかしない人は、人というよりロボットに近い。

苦しくても自由意志を志向し、かんがえつづける人は、ロボットではなく人だ。
私は自分自身に死ぬまで問いつづけたいし、また、嫌悪されようとも人にたいして問いかけつづけようと思っている。

本日夜「げろきょネットライブ」Vol.3

◎日時 2011年2月17日(木)21:00から約1時間弱の予定
◎場所 Ustream「げろきょネットライブチャンネル」/羽根木の家

第三回となります、Ustream(www.ustream.tv)を使った朗読ライブ「げろきょネットライブ」の生中継です。
げろきょ(現代朗読協会)の活動拠点である世田谷区の「羽根木の家」から中継をおこないます。
本日の出演は野々宮卯妙、照井数男、そして名古屋から遊びに来た正有くん、ほか。
チャンネルはこちら

どなたもご覧いただけます。無料です。
また、ライブ会場へお越しの観覧も歓迎です。事前に協会にお知らせください。
Twitterのタイムラインでメッセージのやりとりもおこないます。げろきょツイッターもフォローをお願いします。

2011年2月16日水曜日

朗読体験講座3月のお知らせ

ご好評をいただいている現代朗読協会の朗読体験講座、3月のお知らせです。
これまでおこなっていた休日開催のほかに、3月は平日昼間も開催します。2チャンスありますので、都合のよいほうにご参加ください。
まったく朗読をやったことがない/ちょっとやってみたいと思っている人や、すでに経験はあるけれど朗読表現に行き詰まりを感じているような方のためにおこなう、ワークショップ形式の体験講座です。

◎日時(1) 2011年3月6日(日)10:00~12:00
◎日時(2) 2011年3月24日(木)14:00~16:00

◎場所 現代朗読協会・羽根木の家(京王井の頭線新代田駅徒歩2分)
◎参加費 2,000円

※詳細とお申し込みはこちらから。

◎こんなことをやります
現代朗読というあたらしい表現を理解するために、実際に身体を動かしたり声を出したりして体験していただきます。
毎回、下のようなプログラムからいくつかをピックアップしてご紹介する予定です。

・朗読のための声と身体の準備。
・朗読するときに起こっているさまざまなことの理解。
・朗読のためのテキストの扱い方、読み方と、朗読実践。
・柔軟でとらわれない表現をおこなうためのヒント。

6日午後には「朗読体験講座ネクスト」も開催されます(13:00~15:00)。
上記のような内容をさらに深め、実践する内容で、できれば通して受けていただくことをおすすめします。
都合の悪い方は、後日「ネクスト」のみあらためて受講することも可能です。
体験講座を受講された方はプラス1,000円で参加できます。

※詳細とお申し込みはこちらから。

2011年2月14日月曜日

読み聞かせ考

音読や読み聞かせの指導に行くと、ときにおどろかされることがある。
現場の指導者がしばしば、
「こうしなければならない」
「こうしてはならない」
「これはだめ」
「これはよい」
といった強固な価値基準を持っていることがあるからだ。
たとえば、音読の本選びについていえば、子どもが読む「べき」本は、
「子どもの立場に立った」
「子どものが感情移入しやすい」
「その年齢にふさわしい」
「子どもにもわかりやすいストーリーの」
といった基準だ。

その価値基準がどこからもたらされたものなのかかんがえてみた。
ひとつにはその指導者がどこかでだれか別の指導者から教えられたことがある、というケース。現場の子どもたちを見たり接したりして作った基準ではなく、だれかから教えこまれた基準。もちろん教えてくれた人がどんな根拠でそのような基準を作ったのかは、検証されていない。
もうひとつは、読み聞かせグループに先輩から受け継がれた独自の方法論があって、それがまるで法律になってしまったかのようにグループの人たちの方法を拘束しているケース。後からグループに参加した人は、おかしいなと思っても、先輩がたのやりかたを踏襲することを求められる。そこには残念なことに、お母さんがたのヒエラルキーのようなものが存在している。
じつにたくさんの、子どもたちにとって一利もない指導法がまかりとおっている。

子どもたちとその指導者をがんじがらめの世界から開放し、音読の本当の楽しさ、身体とことばがつながることの意味、生き生きと動きだす身体とことばの感覚を、もう一度たしかめてもらいたい。来月出る音読指導本はそういう意図で書かれている。
では、本を書くもとになった私の音読の理念はどこから来たものなのか。
現代朗読協会の活動はまだそう長いとはいえないものだが、ひとつの特徴がある。それは、
「従来の方法論やシステム、権威、先輩や先生のいずれかにも根拠を求めていない」
というものだ。
私たちは「現場での徹底的な実践と検証」によって理念を獲得してきた。なぜそうすべきなのか。そのようにするとなにが起こるのか。子どもたちにとって、あるいは読み聞かせをする人にとって本当によいことはなんなのか。多くの事例を、先入観を排除してなく徹底的に検証しつづけ、現在にいたっている。

私たちが参考にしたのは、読み聞かせや朗読の世界に存在する「~すべき」ではなく、大人と子どものコミュニケーションにおいて利用できる観察と思考の方法だ。たとえば構造主義をはじめとする現代思想や心理学の方法。たとえば音楽理論。たとえば現代芸術の方法。たとえば非暴力コミュニケーション(NVC)の方法を提唱したマーシャル・ローゼンバーグの考え方。ヨガや合気道の世界に流れている身体論。
こういったものを論理的に検証しながら、音読の世界もずっと観察しつづけてきた。そして現場で実践してきた。
私はいまの子どもたちに、自分たちが直面している困難な状況をなんとか自分で乗り越えていける力を、音読という方法ではぐくんでいってほしい、と望んでいる。その望みは私だけでないだろう。子どもと接しているすべての大人の望みでもあろうと思う。

私たちは読み聞かせグループの参考になればと、どこへでも足を運ぶつもりでいる。
学校、地域の場、家庭、もし少しでも悩んでいる方がおられれば、どうぞ気軽に私か現代朗読協会にお声がけください。

2011年2月12日土曜日

音楽ライブ「ミュージカル・シークレット・ラボ」 のお知らせ(2/25)

(進行をつとめてくれる春日玲の名前を入れ忘れていたので、あらためて入れてあります)
伊藤さやか主催の音楽ライブのお知らせです。
私もピアノ演奏で参加します。

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聴いて楽しむだけじゃない。
知的好奇心旺盛な大人のためのミュージカル・コンサート。
今回の研究テーマは、

~幸せな恋をする方法~

キャッツ、ジキル&ハイド、クレイジーフォー・ユー、越路吹雪物語など、
さまざまなミュージカルの名曲を通し、恋の法則を学びましょう。

vocal:マリア万輝、伊藤さやか、安納献、和田由貴
piano:水城ゆう、麻美子
percussion:栗山浩
進行・朗読:春日玲

音楽堂anoano(大塚駅より徒歩7分)

19:30開演(19:10開場)

前売 2500円
当日 3000円
※ラボオリジナルカクテル、ワイン、ソフトドリンクをサービス

「国境なきアーティスト in Haiti」 壮行ライブのお知らせ

詩人のエクトル・シエラさんから案内をいただいたので、皆さんにもお知らせします。

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 いよいよ「国境なきアーティストたち」はハイチに行くことになりました。

 応援してきてくれた皆様に「ありがとう」と伝えたくて、そして出発するアーティストたちを見送るためにライブとパーティを企画しました。

 ぜひ、お越しください。


日時:2011年2月20日(日) 14:30 開始 (受付14:00~)
場所:東京目黒 カフェイリブロス
参加費:3000円(ハイチコーヒー・軽食付)

内容:ハイチ セスラ校紹介
(2010年6月撮影ビデオの上映・子どもたちの写真展)
「国境なきアーティスト」活動紹介

ハイチ セスラ校・「国境なきアーティスト in Haiti」
プロジェクト紹介(ビデオ上映・写真など)
エクトル・シエラによる 詩の朗読

演奏アーティスト
アルベルト・アジョン(声)
平野翔也(ハーモニカ)
三沢崇篤(ギター)
MAKIYO

アーティストとの交流会
定員:先着50名(ご予約をお願いします)
ご予約・お問い合せ:contact@haitinokai-cesla.com
または、080-3319-2641

地図
http://www.cafeylibros.com/cl-web/web/jp/access/access.htm

http://www.haitinokai-cesla.com/
www.cafeylibros.com



Cordially,
Hector Sierra

http://www.caracoltv.com/producciones/informativos/elradar/video134382-cuentos-y-poesias-de-un-boyacense-japon



ARTISTS WITHOUT BORDERS and KiDS WiTHOUT BoRDERS are on line at: http://www.artwit.org

2011年2月11日金曜日

大きな声で読んで歌う「冬のコンサート」 のお知らせ

げろきょゼミ生の日榮さんがお世話しているアーツ&ケア・コミュニティの主催で、埼玉の与野で朗読と音楽のライブをやります。

◎日時 2011年2月20日(日)10:30〜11:30(10:15開場)
◎場所 カフェギャラリーSHINE
(JR京浜東北線「与野駅」西口より徒歩1分
地図はこちら
◎チケット 1,000円(飲み物付き)

歌の伊藤さやかのほか、げろきょからは日榮貴子、野々宮卯妙、まぁや、嶋村美希子、玻瑠あつこが朗読をおこないます。
私・水城はピアノを弾きます。
朗読演目は「手袋を買いに」。ほか歌は季節の童謡や唱歌など。
車椅子での参加も歓迎です。
お問い合せ・申しこみは直接水城宛でもかまいませんし、こちら「048-755-9998」または「090-4184-5414」までお願いします。

おなじ日の午後には、おなじメンバーで「わくわく浦和区フェスティバル」に出演します。
さいたま市市民活動サポートセンターの〈みんなの広場〉で、やはり「手袋を買いに」と歌を何曲かやります。午後3時くらいの出演になります。こちらは入場無料で、どなたでもご覧いただけます。

2011年2月9日水曜日

声優やアナウンサー、ナレーターが生き残る方法(2)

取り替え不能のタレントについてかんがえる前に、「技術」についてかんがえみたい。
技術というのは、かつては「art」であり、それを持つ者は「talent」であった。特別な存在だといえた。
が、近代以降、情報伝達の方法が発達するにつれ、技術は情報として人から人へと伝えることができるものになった。だれもが学び、訓練することによって、特定の技術を身につけることができるようになった。
「art」という言葉のニュアンスは変化し、技術は「skill」や「technique」という言葉のほうがしっくりくるようになった。代わりに「art」は芸術方面に意味がシフトした。
かくしてアーティストと技術者は異なる人種となった。

技術者はその技術をだれもが獲得できる以上、取り替え可能である。
ある旋盤加工の技術があって、その技術はだれもが訓練によって取得することができる。その旋盤加工をおこなうのに特定のだれかでなければならないという理由はない。
特定のだれかでなければならない、という場面がおとずれるのは、それが非常に特殊な技術であり、ほかの人が簡単に習得できないものであるときだ。これを「特殊技能」という。

話を声の仕事にもどす。
声優やアナウンサー、ナレーターの世界における技術とは、日本語の発音・発声技術のことになる。正確な発音、共通語イントネーション、日本語の読解能力、イメージ豊かな表現力、体力、体調管理能力といったようなものになるだろう。これらはいずれも、ある一定の方法と努力をもってすれば、(身体的な障碍などの)特別な事情でもないかぎりだれもが身につけることができるものだ。
もちろん、付加価値的な技能もある。英語などの外国語が話せるとか、早口言葉がだれより速く正確にいえるとか、歌って踊れるとか。しかしそれは別の話だ。どちらかというと「芸能」方面の話になる。

では取り替えがきかない声の表現者とはどういう人なのか。
私がかんがえる声の仕事における取り替え不能の人とは、コミュニケーション能力にひいでた者のことだ。
コミュニケーションといってもさまざまな面がある。インタビュー相手や一般人、仕事仲間、上司、クライアント、それらのあらゆる面で「この人を使いたい、この人と仕事をしたい」と思わせるのは、すぐれた技術だけではない。その人の魅力そのものであり、その人の魅力を存分に伝えることができるコミュニケーション能力であろう。
いっしょに仕事をしていて楽しくなったり、現場が盛り上がったり、それによって生産性が向上するようなコミュニケーション能力を持った人。
クライアントのニーズを適確に理解し、それに応えることができるコミュニケーション能力。
子どもやお年寄り、あるいは一流のプロも含むあらゆる人ともコミュニケートできる柔軟で芯の強いコミュニケーション能力。
職業的な日本語表現者にもとめられているのは、これにほかならない。

コミュニケーション能力は向上させることができるのか。
できるとすればどうやればいいのか。
最後に告知をさせていただきたい。
せっかくのすぐれた技術を持っていながら、現場で使い捨てられそうになっている人をひとりでも救いたい。また、これからそういう業界で生きていくことをめざしていて最初から取り替えできない魅力的なタレントとしてやっていきたい。そういう人を対象に、アイ文庫ではあらたにセミナーをスタートさせる。
数多くのラジオやテレビ番組、ナレーション、ラジオドラマ、オーディオブック、podcast、映像プログラム、ライブパフォーマンス、朗読や音楽の公演をプロデュースしてきた経験から、日本語表現者にもっとも有効なスキルについての個別レッスンに近い形でのセミナー「プロのための音声表現スキルアップセミナー」を開催する。
詳細はこちら
気軽にお問い合せください。

MacBookPro内蔵HDD換装てんやわんや

ビデオ編集をしたいというので、知り合いの学生にMacBookProの13インチを貸し出したら、起動しなくなって帰ってきた。
何度か修復を試みるが、うまくいかない。ディスクユーティリティで調べたら、ハードディスクの致命的な損傷、と出た。
いったいどんな使い方をしたのやら。
やむをえず、内蔵HDDを通販で注文。
それにしても、安くなっているねー。びっくり。500GBが5,000円を切っている。せっかくなので、500GBで回転数の早いやつ(7200rpm)を注文した。それでも6,000円ちょい。

それが届いたので、さっそく換装作業。
プラスの精密ドライバーを使って裏蓋をあければ、すぐにHDDが見える。いまのMacBookは本当に中がきれいで、作業もやりやすい。
HDDを交換して、起動。SnowLeopardのインストールディスクを食わせ、HDDをフォーマットしてからOSのインストール。
作業は1時間ほどで終了。
途中でふと、せっかく7200rpmの速いHDDを買ったのだから、こちらを音声や画像編集に使っているMacBookProの15インチのほうに挿せばよかったと気がつく。15インチはすでに500GBのHDDがはいっているが、回転数は5400rpmなのだ。
そこで、HDDを13インチと15インチで交換して、13インチのほうはOSの再インストール。15インチのほうもHDDをフォーマットして、OSの再インストール。データはTimeMachineにバックアップしてあるので、そこから書き戻せばよい。
といっても、400GBくらいのデータがあるので、書きもどすだけで3時間くらいかかる。いまその作業中。これは MacBook Air を使って書いている。
無事に元にもどるかな?
快適になった15インチを早く使ってみたい。

2011年2月8日火曜日

声優やアナウンサー、ナレーターが生き残る方法(1)

資本主義経済においてはモノが「消費」されることが経済の動輪となっている。
人々はモノを買い、対価を支払う。消費行動だ。消費の対象となる「モノ」は、文字どおりの「物」だけではない。娯楽やサービス、情報といった形のないモノも消費対象となる。
モノを買うためのカネはどうやって得るかといえば、自分の労働力を売ったり、なにかを生産したり収穫することで得る。
そういうシステムのなかで「タレント」も消費される。「女性」や「若さ」という「モノ」も消費対象となる。
いろいろなジャンルでそれはおこなわれているのだが、ここでは「声の仕事」を見てみたい。

声優にしてもアナウンサーにしてもナレーターにしても、職業として長くつづいている人はほんのひと握りだ。
表に出て目立つことが多い仕事なので、多くの人が長続きしているように見えるが、実際にはその何十倍、何百倍という人が途中でリタイアしていくか、そこにたどりつくことさえできないでいる。
たとえば声優学校というものがある。びっくりするほどたくさんの学校があって、ほとんどが専門学校なのだが、プロの声優の私塾や事務所の養成所のようなところもふくめると、膨大な数の声優志望者が毎年入校し、そして卒業している。
もちろん、それほどの数の声優の仕事などはない。
そもそも、このところの経済状況の変化やマスコミ業界の構造変化のせいで、声優の仕事はどんどん減ってきており、またジャンル化していて、かつてのような華やかさはない。一見、声優タレントが歌手デビューしたり、ステージで派手なパフォーマンスを演じたりしていて、華やかなように見えるが、現実は非常に厳しいといわねばならない。
テレビ局やコマーシャルの世界も収益が前年の50パーセントを割る、などという劇的な危機を迎えているところだ。

成り手の志望者が多くて、仕事が少ない世界というのは、市場原理が働いて、仕事の単価は著しく低くなっていく。極端な話、ただでもやりたい、という者がいる以上、ギャラが安くなっていくのは当然だろう。
使う側としては、そこそこうまければギャラが安いほうがいいに決まっている。そして声優はよほどの人でないかぎり、ほとんどは取り替え可能なのだ。
また、使う側からしたら、ひょっとしたらなにかでブレークして莫大な収益をあげられる可能性がありそうな者を使いたくなる。つまり、中堅よりも、まだ知られていない若い声優を使うことになる。
かくして、若くてそこそこかわいい女の子、若くてそこそこかっこいい男の子、こういった声優が次々と使い捨てられていくことになる。

長年苦労して技術を身につけても、ある程度の年齢に達した者は声優にしてもナレーターにしても、仕事につけるチャンスは著しく少ない。
私はこういった現状や業界のありかたを批判しているわけではない。こういった現状がある以上、おなじ苦労するならかしこくやってほしいと思っているのだ。すぐれた技術を身につけた声優やアナウンサーやナレーターが、いつまでも取り替え可能な存在のまま、やがては使い捨てられていくのを見るのは、しのびない。
では、どうすれば取り替え不能で、使い捨てられないプロフェッショナルになることができるのだろうか。
それについてかんがえてみたい。
(つづく)

2011年2月7日月曜日

iPhone音楽アプリの最高峰「BeatMaker 2」試用速報

長らくリリースが伝えられながら、なかなかリリースされなかった音楽アプリの最高峰「BeatMaker 2」が、ようやく App Store でのダウンロードスタートとなった。
まだiPhoneが発売され、App Store にもまだまだコンテンツが少なかったころ、いきなり「BeatMaker」という超高機能のDAW(Digital Audio Workstation)ソフトが登場し、びっくりした。あまりにも高機能で、とっさに使いこなせないほどだった。なんとか使えるようにと英文のマニュアルと格闘したりしたが、音楽製作はもちろん、ライブでも充分に使える機能を持っていた。
その後、「NanoStudio」や「MusicStudio」といった高機能DAWやシーケンサー、ソフトシンセアプリがボコボコと出てきて、iPhoneユーザーは音楽アプリよりどりみどりといううれしい悲鳴状態になった。それでもBeatMakerの優位はゆるぎなかった。
それを超える「2」が出る、というのだから、期待するなというほうが無理だ。

さっそく起動してみた。
起動画面はBeatMakerはクールな感じだったが、2はややポップな感じだ。
インターフェースもかなりわかりやすくなっている。元祖のクールさも好きだったが。
起動ロゴには「The mobile music workstation」とある。
起動すると、前回作っていたプロジェクトか、既存のプロジェクトか、新規プロジェクトのいずれかを選んで作業に進むようになっている。
ここでは既存のプロジェクトを試してみることにする。

あらかじめプリインストールされているプロジェクトをなにかひとつ、適当に選んで読みこんでみる。
表示されたのは、インストルメントの画面。トラックごとに挿入されたインストルメントが表示されている。これはトラックパッド。右側にはイフェクトが挿せるようになっているようだ。
下のインストボタンの切り替えで、インストルメントの表示を切り替えて設定がおこなえるようになっている。プラスボタンであらたにインストルメントを挿入できる。
上にはシーケンストラックの表示、コンソールの表示、サンプルラボへの切り替え、シェアリング画面、プロジェクト画面が並び、それぞれの画面からはホームボタンですぐにここに戻ってこれるようになっている。

これはシーケンストラックの画面。
ここに打ち込みデータやオーディオサンプルをならべて、トラックを作っていくのだ。
ここの操作の詳細はまだわからない。これから試してみよう。

これはコンソールの画面。
ボリューム、パン、ソロ、ミュートといったおなじみの操作つまみが、トラックごとにならんでいる。
使いやすそうだ。
オートメーションなども当然レコードできるのだろうな。
これも詳細はこれから試してみる。



これはトラック3にインサートされているムーグ・ベースのインサートFXをタッチしたときの画面。
フィルターイフェクトが挿入されているが、これをいじることで音色を変えることができる。フィルターの種類もボタンで切り替えられる。
シンセサイザー使いにはおなじみの操作画面だろう。

このようにざっと見ただけでも非常に操作がしやすくて、音楽製作が楽しみになるソフトであることがわかる。
ほかにも、サウンドクラウドにエクスポートしたり、iPodからサウンドファイルをインポートしたり、といった機能が用意されているようだ。これは大変便利で、楽しみな機能だ。
以上、速報でした。

Oeufs(うふ)の新曲「いつも」を発表します

再起動中の音楽ユニット「Oeufs(うふ)」ですが、このたび新曲が完成したので発表します。
こちらから直接聴けます。

うた:伊藤さやか
作詞・作曲:水城ゆう

以下、Oeufs(うふ)関連情報です。
3月25日(金)20時から、大塚のライブスペース〈ano ano〉にて、ひさしぶりのOeufs(うふ)のライブ「春うふ2011」を開催します。
入場料は2,000円ですが、チケットをお買いあげいただいた方にもれなく、招待券を1枚プレゼントさせていただきます。知り合いやご家族をお誘いあわせの上、おいでください。
新曲ももちろん歌います。いつものゆるゆるトークとオリジナル曲、童謡・唱歌など、たっぷりとお楽しみください。
詳細は日にちが近づいたらまたお知らせします。

2月25日の夜には同じ場所で、Oeufs(うふ)というわけではありませんが、伊藤さやか主催のミュージカルライブが行なわれます。
私はピアノ伴奏の助っ人に行きます。
これも詳細は近日中に。

2011年2月6日日曜日

iPhone 4 のお手軽ホワイト化

iPhone 4 のホワイトモデルは、何度も発売が延期になり、現在も発売されているのはブラックモデルのみだ。
もっとも、近く発売されるのではないか、という噂が出ている。といっても、これも何度も出てきた噂なのであてにならない。
筐体を白いものに入れかえてしまうサービスをしている専門業者もあるようだが、リスクが大きすぎる。
そこで、手軽にホワイト化できる方法を試してみた。

ステッカー専門店の〈Pristar〉というサイトに、iPhone 4 の裏表に張る白いステッカーというかシートが売られている。
こちら

多少は保護シート的な役割もはたせるだろう。張らないよりはマシ、という程度だが。
しかし、張ったあとの見た目はなかなかよい。
これだけでもいいのだが、ガラスの厚みのせいで黒いふちの部分が残ってしまうので、Apple純正のバンパーを装着してみた。
これでほぼ完璧に(見た目は)ホワイトだ。
ただ、私はiPhoneになにかをくっつけておくのが嫌いなので、そのうちはずしてしまうかもしれない。しばらくはこれで楽しんでみる。

iPhoneでエジプト情勢をリアルタイムに追う「AJE Live」「BBC News」

流動化し混迷を深めるエジプト情勢。
日本のマスコミもようやく多少は現地情報を伝えるようになってきたけれど、相変わらず「遠い国のできごと」的なスタンス。
そして、エジプト情勢をニュースでやると、視聴者から「日本とは関係のないこと、どうだっていい」というクレームがはいったりするそうだ。
日本人もそこまでおろかになってしまったのかと、目の前が暗くなる。

一方、海外メディアのエジプト情報は充実している。
もっとも充実しているのは、中東の衛星メディア「アルジャジーラ」。ここでは24時間生放送を流していて、ネットでも見れる。そしてiPhoneアプリも出している。
アルジャジーラのネット生放送アプリは「AJE Live」。

またイギリスの国営放送BBCも24時間の生放送をおこなっている。
これを見るためのiPhoneアプリは「BBC News」。
日本の公共放送であるNHKも、24時間のニュースチャンネルをやって、ネットでも見れるようにしたり、iPhoneなどのスマートフォンアプリを提供すればいいのに、と思うのだが、まあ実現しないだろうな。これが辺境日本の実情。

2011年2月3日木曜日

本日夜「げろきょネットライブ」Vol.2

◎日時 2011年2月3日(木)21:00から約1時間弱の予定
◎場所 Ustream「げろきょネットライブチャンネル」/羽根木の家

第二回となります、Ustream(www.ustream.tv)を使った朗読ライブ「げろきょネットライブ」の生中継です。
げろきょ(現代朗読協会)の活動拠点である世田谷区の「羽根木の家」から中継をおこないます。
本日の出演は野々宮卯妙と照井数男。暫六月も登場予定ですが、風邪をひいたといっていたのでどうなりますやら。風邪ひき朗読も一興かと。
チャンネルはこちら

どなたもご覧いただけます。無料です。
また、ライブ会場へお越しの観覧も歓迎です。事前に協会にお知らせください。
Twitterのタイムラインでメッセージのやりとりもおこないます。げろきょツイッターもフォローをお願いします。

2011年2月1日火曜日

音楽アルバム"quiet pictures"の誕生秘話

以前よくやっていた「ディープリスニング」というワークショップと、そこから生まれた音楽アルバム"quiet pictures"の誕生秘話(べつに秘密でもないけど)について書く。
いまはもう削除してしまって存在しない古いブログで配信したものを書きなおしたものだ。
ディープリスニング自体はまたやりたいと思っている。適当な場所を物色中。

2004年のことだが、ウォルフィー佐野というマルチプレイヤーと知り合った(元気かなあ?)。
その年、私は地下アトリエを使って「Into Your Mind」という静かなライブシリーズを月に1回程度開催していた。そのゲストにウォルフィーを呼ぷことになった。
ウォルフィーは基本的にサックス奏者だが、アルトもテナーもソプラノも、そしてフルートもこなすというマルチなプレーヤーである。さらにはギター、パーカッション、ヴォーカルまで幅広くやれる。
そして彼は生まれついての盲目の人である。
地下アトリエでライブの準備をしていたとき、照明をどうしようか、という話になった。
このシリーズのライブでは、いつも照明をかなり落とし、なるべく音に集中してもらうように心がけていた。
ときにはホームプラネタリウムを回したりすることもあった。そのときは照明は完全に落としてしまう。
するとウォルフィーは、
「どうせ見えないんだから僕はどちらでもいいよ」
いわれてみればそのとおりだった。そのとき、私はふと、完全に照明を落として演奏してみようと思いついたのだ。

ウォルフィーは照明があろうがなかろうが関係ないし、私もまた、プラネタリウムを使うときなどはほぼ完全に真っ暗で手元が見えない中、演奏することに慣れていた。そもそもピアノの鍵盤は規則正しくならんでいるものであるから、とくに見えなくてもそこそこ演奏できるのだ。
というわけで、真っ暗な中、ライブがスタートした。
完全暗転である。鼻をつままれてもわからない、とはこういう状態のことだ。眼をあけているのか閉じているのかすら、自分ではわからない。
あけても閉じても、どっちみちなにも見えない。となると、すがれる感覚は音しかない。
聴覚のみが有効となると、とたんに聴覚に全感覚が集中し、とぎすまされていくのがわかる。音が音でなく、まるで手を伸ばせる触れるような実体のあるイメージとして立ちあがってくる。同時に、自分のなかにもそれに呼応するようにさまざまなイメージが浮かんでは消えていく。
もっとも、そういう効果があるというのはあとになってわかったことだ。あとになってわかったことは、ほかにもいろいろとある。

ここではくわしく書かないが、「ディープリスニング」と名付けたこの方法は、欧米でもすでにおなじ名前あるいは「ソニックメディテーョン」などと呼ばれておこなわれていることもわかった。
このことをきっかけに、朗読ワークショップなどでも機会あるごとにプラクティスの一環としてディープリスニングを試みるようになった。
その演奏だけを収録したCDがほしい、という声がかなり寄せられ、それで作られたのがアルバム "quiet pictures" である。

付記(宣伝ですが)。
ディープリスニング(11) CDの詳細はこちら
試聴もできます。