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2019年6月25日火曜日

共感文章もしくは共感手帳術のプラクティス「ニーズの遠景、近景、体景」

NVC(共感的コミュニケーション)でいうところの「ニーズ」は、「いまこの瞬間」の自分の身体的実感につながっている必要性や価値観、大事にしたいことをつかむことが基本だ。
ニーズは観念やイメージ、思考の産物ではないということだ。
これはとても重要なポイントで、論理的な理解が容易なNVCの学習者がおちいりやすい罠でもある。
思考や観念的なイメージで「自分のニーズはこれだな」と言語化できてしまうのだが、本当にそれがリアルな身体的実感とつながっているのかどうか、つまり自分自身へのリアルな共感としてあるものなのかどうかを見極める必要がある。

とはいえ、人は社会的な存在でもあり、現代文明という極度に人工化された空間と社会システムを生きている。
「いまこの瞬間」の生命存在の必要性から発展し、延長されたさまざまな社会化されたニーズもまた、人の行動を決定し、いきいきさせることも事実だ。

自分のニーズがどのレベルにあるのかを見極め、分けてとらえるために、「遠景のニーズ」「近景のニーズ」「体景のニーズ」という定義を提案しておきたい。

「遠景のニーズ」
とは、自分がこうありたい、こういうことを大切にしている、このような世界を生きることを望んでいる、人間関係や社会システムや環境がこのようになっていくことを大事にしている、というようなことだ。

「近景のニーズ」
とは、いますぐではないけれどこれはいずれ実現したい、学んだり身につけたりしてこんなことができるようになりたい、近いうちにここに行ってみたい、こんな楽しいことをやってみたい、というようなことだ。

体景は造語だが、体感覚がしめす「いまこの瞬間」のニーズのことで、空腹を満たしたい、安全を確保したい、知りたい、つながりたい、清潔でいたい、そういったことを「体景のニーズ」ということにする。

このプラクティスではそれぞれのニーズについてタイムスパンを設定して、自分の行動や将来的なありかたを記述し、そこにあるニーズを明確に押さえてみることを試みる。
時間軸のなかで変化するニーズを明確にしておくことで、自分の進みたい方向がはっきりしたり、いまこの瞬間の選択肢がクリアになったりするだろう。

(以下、具体的なプラクティスにつづく)
(興味があるかたは共感文章講座または共感手帳術講座に参加してみてください)

7月4・11日:オンライン共感文章講座(Text NVC)
メール、ブログ、SNSメッセージなど、文章(テキスト)でのコミュニケーションでお互いに共感したりつながりを作るための表現方法を学び、練習するための講座です。2日連続、それぞれ夜2時間ずつ。

7月24日〜:オンライン共感手帳術講座
毎日使う手帳を用いて自分がなにを大切にしているのか、なにが必要かを明確にしていき、日々を有効にいきいきとすごすための術を身につけるための短期集中講座です。

2019年6月24日月曜日

春野亭日乗 6月23日(日)個人レッスン、演出的「しかけ」は身体の気づきあってのもの

午前中、オンラインでの個人セッションと、現代朗読ゼミ。
ゼミはゼミ生ユウキひとりの参加だったので、個人レッスンに。
金曜夜、ほぼ恒例になった国立〈キノ・キュッヘ〉でのオープンマイクにまた参加することになったので、その読み合わせ。

「水色文庫」をみて、私の作品の「ふたつの夢・ひとつめの夢」をやってみることになった。
変な作品だが、あらためて読んでもらうと、なかなかおもしろい。
パフォーマンス向け作品ともいえる。
ピアノと合わせてみた。

この半年、ずっとまじめに現代朗読の手法で身体表現の稽古をしてきたので、自身の身体への「気づき」がかなり生まれてきている。
こうなると演出的な「しかけ」の可能性が生まれてくる。
身体への気づきや体認がないまま演出的「しかけ」を先にやってしまうと、身体がないまま形骸ばかり表現することになってしまう。
表現が嘘になってしまう。
そこを現代朗読ではクリアしたいのだが、その方向性をきちんと理解してもらえるようになってきている。
うれしいかぎりだ。
ある「しかけ」を提案してみたが、それを受けての金曜夜のライブが楽しみになってきた。

すでに完成していた帽子がちょっと大きめで、男性にも大きいくらいなのでだれにあげられるかなと思っていたが、大きめがいいというので差し上げることにした。
急遽、紐を取りつけて、頭囲を調節できるようにした。
よくお似合いでよかった。

ひさしぶりに麻紐を使って手提げバッグを編みはじめる。
材料費が安いので気軽にガシガシと編んでいけるのがいいが、握力がどんどん目減りする。
コンピューターを開きっぱなしにして、共感文章の「遠景、近景、体景」のエチュードを自分でもやりながら、編んだり休んだり、記述したり、Netflixを見たりNHKオンデマンドを見たり。

ゼミ生が個人レッスンを受けるタイミングで臨時の現代朗読ゼミを開催します。現代朗読については水城ゆうブログ「水の反映」の「現代朗読」ラベルをご参照ください。6月30(日)10時半から約2時間。

2019年6月22日土曜日

春野亭日乗 6月21日(金)高橋透先生の治療会、語りさやかちゃんのレッスン

高橋透先生の治療会に行ってきた。ついでに頼まれていた釣り用の帽子をお渡しする。
エコアンダリアで編んだつば付き帽子。
よくお似合いでよかった。

駒井教室の世話人としての責務があるので、昨日の検査結果をお伝えしたら、
「水城さんっておいくつなんですか」
と聞かれた。
62ですと答えたら、
「そりゃもう十分に生きられましたね」
たしかにまったくその通り。

午後、豊田から、語りのさやかちゃんとお母さんが打ち合わせとレッスンに来る。
さやかちゃんとはもう16年の付き合い。
障がいを持っている彼女を支えてこられた喜びと、多くのことを学ばせてもらった感謝でいっぱい。
11月のイベントの打ち合わせだが、一緒にやれるといいな。
レッスンはさやかちゃんの語りをいっぱい聞かせてもらって楽しかった!

夜になって、豊田に無事に帰着したらしいさやかちゃんからお礼のメールが届く。
うれしいのでちょっとご紹介。
そうそう、エコアンダリアの帽子がとてもよく似合ったので、さやかちゃんにひとつあげたんだった。

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水城さんへ

こんばんは。
小林佐椰伽です。
今日はお世話になりましてありがとうございました。

おぼうしいただいてありがとうございました。とっても
嬉しいです。

こもりうた
楽しくやったら?
の アドバイスをいただいたら、まだ やりやすかったです。
ありがとうございます。

新美南吉さんの詞や作品

もっとイメージ
できるように
頑張りたいと思います。

また、11月16日の
水城さんとご一緒させていただけるの 楽しみです。
よろしくお願いいたします。

水城さんの お体の事心配なので お祈り  しときます。

2019年6月21日金曜日

春野亭日乗 6月20日(木)精密検査の結果を聞く、自立出版講座の初回

YouTubeあと4人でフォロワーが200人に!
チャンネル登録してね。
こちら

歩いて多摩総合医療センターへ。
暑くなってきた。湿度が増している。梅雨らしい天候。
精密検査の結果を聞く。ほぼ予想どおりの結果で、覚悟していたことではある。ステージⅣ。

明確さが満たされてすっきりした気分で、院内のドトールでお茶を楽しむ。

また歩いて国立に帰る代わりに、西国分寺駅まで歩く。
住宅街を縫って歩いたが、緑も多く、あじさいも美しく、落ち着いたなかなかいい街だなと思った。
西国分寺から立川に移動し、ユザワヤでエコアンダリアの糸を仕入れる。
立川から国立にもどる。

夜はオンラインで自立出版講座をおこなう。
私もいれて参加者6人で、ついつい熱がはいり、盛りだくさんの内容になってしまった。
みなさん、大丈夫だったかな。
まあ、2回め、3回めとつづくので、フォローできるかな。

3回めの日程が今回の検査結果を受けて開催できなくなる可能性が高まったので、みなさんと相談して前倒しにしてもらった。

ピアノ七十二候:夏至/乃東枯(YouTube)

日本の二十四節気七十二候にちなんだピアノの即興演奏です。
夏至の初候(28候)「乃東枯(なつかれくさかるる)」をイメージして演奏しています。

映像はこちら

5日おきに新曲が配信されます。
よろしければチャンネル登録をお願いします。

2019年6月20日木曜日

自分をコンテンツ化する(老後にそなえて?)

以下の私見は半分冗談、半分本気です。
読み流していただければ幸い。

まじめに払っているのに年金が支給されなくなるとか、減額されるとか、2千万円の蓄えがないと老後を安心して生きられない、いや本当は3千万円だとか、いろいろ不安な情報が飛びかっている。
お金を稼ぐ能力があろうがなかろうが、つまり子どもだろうが高齢者だろうが、障害者だろうがなにかのマイノリティだろうが、すべての国民が安心して生存できることを保証しているのが憲法だろうし、文明国(日本がそうであるかどうかはさて置いて)のありかただと思うが、現日本国の政治家や政府はそんなものを遵守するつもりはまったくないらしく、ホリエモンのツイートが代表しているような自己責任論ばかりが幅をきかせている。
自分がマイノリティになったとき、無力になったときのことなど、だれも想像すらしないらしい。

いまの日本の社会資産は、それがうまく再配分されれば、すべての国民が充分に安心して暮らせるだけの余剰があると私は思っているし、そういう試算もある。
たとえばベーシックインカムなどによってすべての国民が、すくなくとも金銭面では安心暮らせるような社会システムは、そんなに不公平なものなのだろうか。
働ける者、稼ぐ能力のある者、持てる者が、働かない者(働けない者)や持てない者の生活を支えるのは、そんなにいやなのだろうか。
むしろ心の豊かさをもたらすのではないかという私の想像は、それほど奇抜なものなのだろうか。

残念ながら、すべての者が自己責任を押しつけられてなんとか生きていかねばならないのが、現実社会だ。
当分これがつづくだろうとせねばなるまい。

自分という資産を活用しよう、というのが私の提案のひとつだ。
資産といっても、お金や貴金属や証券や不動産のことではない。
自分のなかに蓄積してきた「経験」という資産だ。

自分の経験をコンテンツ化しておく。
有料コンテンツでもいいし、無料でもいい、とにかく必要な人がそこにアクセスしコンテンツを入手できる仕組みを作っておけば、一生そのコンテンツは提供されつづける。
私が提供するコンテンツは、私が生きているあいだはもちろん、私が死んだあとも残っている。

そのために自分の経験や生産したものをデジタルコンテンツ化しておく。
音楽や朗読、トーク、講演、などの音声コンテンツ。
著作物などのテキストコンテンツ。
漫画やイラスト、写真、絵画などの映像コンテンツ。
YouTubeに代表されるような動画コンテンツ。

自分はなにをコンテンツ化できるだろうか。

電子書籍の世界でおもしろいコンテンツと現象がある。
スマホの音楽アプリで、指だけでドラムを演奏できるものがある。
音のクオリティはすばらしく、修練すれば本物のドラムを演奏しているような音を残せる。
マルチトラックを駆使してオリジナル音楽を作ることも簡単だ。

その指ドラムの練習方法だけを記した電子書籍がある。
だれがこんなものを買うんだろうと思うかもしれないが、指ドラムを演奏したい、練習したいという人は意外に多く、この電子書籍はおどろくほどの売り上げがあるらしいのだ。
たぶん、自分の趣味を人にも分かちたいという軽い気持ちで作ったものだろうが、それを必要とする人がいて、電子書籍として公開販売したらその人たちに届いた、というわけだ。

自分の経験のどんなことが、だれに必要とされているのかわからない。
自分の創作物がだれに気にいられるかわからない。

コンテンツというと有料を前提とかんがえる人がいるようだが、無料公開でもいい。
それが必要な人に届くとき、そこにつながりが生まれ、ひょっとしてコミュニティに成長するかもしれない。
それは自分にとって生きていく「場」になりうるのだ。

私も商業出版とは距離を置き、出版社に依存しない自力出版で自分のテキストコンテンツなどを配信している。
じつに自由で楽しい世界だ。
多くはないが、売り上げもある。
あてにならない微々たる年金を不安な思いで待ちつづけるより、楽しみながらせっせと自分をデジタルコンテンツ化していくほうがずっといい、と私は思っている。


次の講座、今夜です。
まだ参加枠に空きがあります。

6月開催:自力出版オンライン講座、全3回
自作の出版を既存の出版社への依存から自力での独立出版へと完全移行した水城ゆうが、個人出版のノウハウを在野の書き手、出版人のみなさんとシェアします。6月20(木)/26(水)/7月2(火)の夜開催です。

春野亭日乗 6月19日(水)子守デー

韓氏意拳駒井教室サイトを更新。世話人としての仕事。

オンラインで個人セッション、ひとコマ。
なみこさんが来て、腫瘍に効くかもというあれこれを教えてくれたり、やってもらったり。効果があるかどうかより、大事に思いやってくれるその気持ちがうれしい。今回のことで本当にたくさんの人からありがたい気持ちをいただいてる。

美容院に行くという某娘の娘・1歳8か月を子守りする。
某娘が出かけて90秒後には私の腕のなかですやすや。
昔から赤ん坊、幼児を寝かしつけるのは得意である。
コツは声と呼吸。
音読療法ですな。

2時間後、子どもが起きてきたので、ぐずる前にすかさず抱っこして散歩。
3時間でママが帰ってくる予定だったので、1時間くらい子守りすればいいだろうと思っていたのに、待てど暮らせど帰ってこない。
2時間くらい抱っこして歩いて疲れたので、子守を交代したが、ぎゃん泣きして心が折れる。
ふたたび抱っこして外出するも、今度はベビーカーじゃなきゃ嫌だと主張。
ま、腕は楽だけどね。

あてどなく歩く。
電車が通過するのを見るのが気にいったようなので、線路脇を移動。
電車が通るたびに抱っこして観賞。
しかし、ママは帰ってこない。

結局6時間近くたってから、ようやく帰ってきた。
帰りがけに子どもの店に寄ったり、電車に乗ったら反対方向に間違えて乗ってしまったりと、そちらはそちらでいろいろあったらしい。
とにかく、まあ、ママが一番だよね。
よかったよかった。

疲れた。
寝る。
子守だけで軽く1万歩を突破した。

2019年6月19日水曜日

春野亭日乗 6月18日(火)バリウム検査、韓氏意拳3連発

春野亭から旭通り、たまらん坂を歩いて、多摩総合医療センターへ。
暑くなってきた。

バリウム検査を受ける。
幸い、時間通りはじまった。
バリウムを飲みくだしながら、X線で食道を撮影する。角度を変えたり、ベッドを動かしたりしながら、何度も撮影する。胃のほうも撮影する。
検査技師のお姉さんがテキパキとやってくれたので、思ったより早く終わる。
しかし、胃を撮影するときに胃をふくらませるために飲む発泡剤が気持ちわるい。
朝からなにも食べていないのに(水も飲んでいない)、発泡剤とバリウムの膨満感が気持ち悪い。

病院内のドトールでしばらく休んだあと、たまらん坂の下にあるレストランで昼食。先日見つけたこじんまりした店だが、なかなかおいしい。店内にはいつもビル・エバンスが流れている。

午後は春野亭で韓氏意拳の養生功と初級の講習会(駒井雅和中級教練の指導)。
お腹の調子がいまいちなのでサボるつもりだったが、だいたい参加した。
そのまま夜は、いつも昭島のK-STUDIOでやっている火曜クラスを春野亭でやる。火曜クラスのメンバーが春野亭に来るのは初めて。
このクラスでは五行拳をみっちりやり、身体を動かし、また状態に集中しつづけたので、ひさしぶりに自分自身の存在をがっつり感じつづけた時間になった。
このところ病院での検査結果がわからず中途半端な気分でいることが多かったので、思いがけずすっきりした(稽古はハードだったけど)。

春野亭日乗 6月17日(月)YouTubeトーク収録、富士見台で音読ケアワーク、焼き鳥

さすがに合宿の疲れがすこし残っていて、だるい。
朝から眠い。
食欲もない。

今日、北海道に帰る新・音読療法士の藤原直美と、YouTube用トーク動画を撮る。
ついついお笑いに流れそうなところを、割合まじめに話せたか。
映像はこちら

なおみ〜ぬを送りだし、こちらは月例の富士見台の高齢者介護施設での音読ケアワークに向かう。
参加メンバーは音読療法士の野々宮、音読トレーナーの石原まなみ、クマさん、見学の野々宮娘と孫、看護師のあきちゃんという、ちょっとした人数。
私はなにもせず、オブザーバーとしての参加(最後にピアノ伴奏したけど)。

ほぼ時間どおりにはじまり、時間いっぱい使ってのみっちりしたワークになった。
おつかれさま(参加者もファシリテーターも)。
事務所のかたと相談して、来月からは第3月曜日の午後と、定期開催することになった。

いつもようにサンワに寄って、焼き鳥を堪能してから帰る。
早めに休む。

2019年6月18日火曜日

春野亭日乗 6月16日(日)音読トレーナー養成合宿最終日、麻婆豆腐パーティー

国立春野亭での音読トレーナー養成合宿、3日め(最終日)。
晴れたので、一橋大学構内まで散歩して、歩く瞑想やかるい運動などからスタート。
通しで参加できなかった音読トレーナーのまなみちゃんとみっちーも、朝からやってきて、参加してくれた。

春野亭にもどり、野々宮が朝ご飯を用意してくれているあいだ、ここまでの復習や不明瞭な点、疑問点などの確認を、みんなで話し合う。
朝ご飯をいただく。

人数が増えたので、午前中は実技。
実際の音読ワークの進行や方法について、こまかく確認しながら、みんなでやってみる。

午後はワークの現場で起こるいろいろな反応にたいして、共感的に対応するにはどのようにすればよいかの知恵出し。
たとえば老人ホームのワークでお年寄りから、
「できない」
「帰りたい」
「つまんない」
などといわれたとき、どのように対応できるかなどの検証。

午後6時前、音読トレーナー養成合宿が無事に終了。
参加いただいたみなさん、おつかれさまでした。
これからもいっしょに活動していきましょう。

夜はNVC仲間が何人かなおみ〜ぬに会いに来て、にぎやかになった。
賢くんが激うまの麻婆豆腐を作ってくれたり、桂さんがチーズフォンデュの道具を持ってきて作ってくれたり。
あきちゃんが持ってきた自作のライアーを賢くんが純正律に調律して、それを使って癒やしてもらったり。

盛りだくさんな1日だったが、基本的に私は自分がリードするのではなく、みなさんに任せきりでサボっていられたので、楽だった。