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音楽を作るというのはとにかく時間がかかる。5分の曲を仕上げるのに何度、5分を頭からお尻まで通して聴くことやら。
それだけでも時間がかかるし、曲の準備をしたり、ファイルの整理をしたり、機材の調整をしたり、各曲の音量、音圧、空間感などを整えたり、とにかくいくら時間があっても足りない。
そういえば、カルメン・マキさんとのアルバム『白い月』を作ったときや、ソロアルバム『quiet pictures』を作ったときは、いずれも1週間くらいスタジオにこもりきりになった記憶がある。
ともかく1週間、ほかの仕事を全部シャットアウトして、スタジオに缶詰になっていたことを思いだした。
あのときはなぜあんなことができたんだろう。
いまは1週間という時間を丸々あけて音楽製作に没頭するということがまったくできない。
そういう自分を悲しんでいる。
それはともかく、今日は丸一日、なんとか時間を作ることができた。
いろいろなことにせかされながらではあるが、いったんコンピューターに向かって製作をはじめると集中する。
今回作っているのはソロアルバム『quiet picture 2』で、最初の『quiet pictures』とおなじようなコンセプトだ。
即興でソロ演奏をして、それを第一音源にしてコンピューター上で加工したり音を加えたりして一曲一曲を仕上げ、最後に全体を整える。
今回は元の音源となるソロ演奏を、先日おこなった「玉響のとき Vol.4」での2時間近い連続演奏から取っている。
曲想の変化で音源を切りだしたところ、全部で11曲になり、いくらか短くカットしてCD1枚に収まるような長さに調整する。
音源にいくらか(かなりの)問題があり、作業は難航している。
それでもあと2曲を仕上げて、最後のマスタリングを残すところまでたどりついた。
あとひといき、明日の夜はネットライブなのだが、それまでになんとか終えたいと思っている。
明日のネットライブの詳細はこちら。