2013年1月30日水曜日

レディジェーン「ののみずみどりの初望月」ライブの感想

この前の日曜日に行なった下北沢〈レディージェーン〉のライブの感想を少しもらったので、紹介します。
アンケート用紙を用意しておくのを忘れたので、店のチラシの裏を使わせてもらった。
写真はげろきょ仲間の菜穂子さんが撮ったものを拝借。


◎ピアノがサウンド・ランドスケープ的なものから、チェロと出会ってラディカルなニューエイジ、さらにフリージャズに、次第に段階的に連続して激しくなっていったのが面白かった。
朗読は、読み手の感情と朗読が一切乖離しない、徹底して丁寧なものだった。
3人が初めて一緒にパフォーマンスした「作曲」についてのテキスト(The Underground)の朗読には豊かな重層性が感じられた。
その後、テキストに表向き言われていることと真実、現実、又その感情とが遊離している状況についてまで表現しきり、圧巻だった。
翠川さんのチェロはきちんと聴いたのは初めてでしたが、いわば砂時計の時間を人間性に裏打ちされた時間に変化させる強く激しいエネルギーを持っていると思いました。

◎水城さんとは昨日初めてお会いしたばかり、昨日の今日、まったく違和感なく聴くことができた。たき火、薪、など、小さなころのなつかしい言葉がつづられている。進歩していく現在とうしなわれていく過去の悲しみとのはざまに、行き場のない心のサケビを感じた。ひとつの門、とびらがひらかれた。

◎素敵な時間をありがとうございました。即興ってこんなことなの? って初体験だった気がします。Jazzの即興とかは決まったテーマとかフレーズとかがあって、まん中の一部分だったりするでしょ。そういうのと違うゼロから二人、三人が呼応することだけでひとつの作品になって行くっていうのが、とてもスリリングだったし、ゾクゾクしました。
みずきさんのテキストも素敵だったよ。今日は初めて、わーみずきさんってピアニストで作家だったんだ! って認識を新たにした。私は南北朝鮮のやつと地下室のが特に好きだったなー。
卯妙さんに今後読んで欲しいと(卯妙さんが読むのを聴きたいと)思ったのがあるけど、酔っぱらってて思い出せないのでまたこんど。なんかいろんなことを想起しながら楽しませてもらった。