2012年10月3日(水)夜。
三鷹〈Sonido〉で初の音楽と朗読のライブを、ドラムスの今竹一友さんを迎えておこなった。
朗読陣は野々宮卯妙、照井数男、佐藤ピリカ、山田みぞれの4人。
そしてピアノの私。
リハーサルのために午後、羽根木の家に朗読陣が集合したが、ドラムスがどうからむのか予測できないので、結局は本番任せということになった。
午後6時半、三鷹〈Sonido〉入り。
今竹さんも、店のママもまだ来ていなかったので、マイクを勝手に動かして、音響テスト。
ここの音響は意外にも(というと失礼か)いいのだ。
けっこう安心してやれる。
セッティングが終わったら、あとはもうやることはない。
私はここのちょっと変わったアップライトピアノと自分の身体をなじませるために、少し弾きこんでみる。
かなり癖のあるピアノ。
7時開場、7時半開演だと思っていたが、ネットには8時開演と出ていたらしい。
道理でだれも来ないわけだ、とあとで思ったが、そのときはわからずに、7時半には開演するつもりになっていた。
今竹さんも7時半少し前にようやく来た。
野々宮のアメリカのNVCの友人のアーヴィンが、名古屋のカノジョといっしょに来てくれた。
先日、息子さんの芸大受験のことで相談に来られた小嶋さんも。
Sonidoでジャズのジャムセッションをやっているピアニストの田崎さんも来てくれた。
7時40分ごろ、どんどん始めてしまうことにした。
始まったら、てんちゃん、美子さん、明香ちゃん、佐藤くんらげろきょメンバーや、今度横浜ホッチポッチで共演する予定のダンサーのキムさんも来てくれて、ちょっとにぎやかになった。
野々宮と私による「じぃは今日も山に行く」(水城作)からスタートして、今竹さんに入ってもらって、「きみはまた恋に堕落している」。
照井数男と野々宮が交代して「彼は昔の彼ならず」(太宰作)。
山田みぞれと交代して「きのこ会議」(夢野作)。
佐藤ピリカと交代して「とぼとぼと」(水城作)。
ファーストステージのラストは全員参加による「夢十夜・第十夜」(夏目作)。
みっちり1時間やった。
15分の休憩後、セカンドステージは最初から今竹さんにはいってもらって、みぞれ&ピリカ&野々宮による「悶々貨幣」(太宰作)からスタート。
ピリカ&野々宮による「ゼータ関数……」(水城作)。
そして私と今竹さんのデュオ・セッション、音楽のみ、完全即興。
照井数男がはいって「葉」(太宰作)。
野々宮卯妙と交代して「たとえきみがぼくの敵だとしても」(水城作)。
最後は全員参加で「祈る人」(水城作)。
いやいや、楽しかった。
そして非常に集中できたステージだった。
みんなはどうだったんだろう、私は終止「ゾーン」にはいっている体験ができた。
今竹さんも大変おもしろがってくれたし、店のママも田崎さんも喜んでくれた。
二か月に一回くらいのペースでまたやりたいね、という話をして、解散となった。
つぎは年明けくらいにまたやることになりそうだ。
このライブの模様は、YouTubeに一部をupする予定。