2012年12月7日金曜日

蘭をひとり連れ帰った、地震・津波

ひさしぶりの大きな揺れで、ちょっとびびった。私の部屋はグリーンの鉢物がたくさんあって、それがけっこう不安定な棚の上にならんでいるので、まあひっくり返っても被害はたいしたことはないが、後片付けは大変だ。
宮城県に津波警報が出て、実際に潮位の変化があるそうだから、油断ならない。
そもそも、こういう地震が来るたびに、「原発は大丈夫か」とひやひやしなければならない地震国は、いますぐ全部どうにかしてほしい。


それはともかく、今日は楽しかった。
最大のトピックは、原宿のタスヤードというカフェの横で Spacer Workshop という九州の蘭の店が展示しているのを観にいったこと。

ひとり、連れて帰ってきた。
名前は学術名だけど「ブルボフィラム・シッキメンセ」という子で、コルクに着床させてある。
それはともかく、いやいや、蘭はやばい!
私の老後の楽しみはこれで決まりか。
といったら、いっしょに行った月海ちゃんから「もう老後でしょ」と突っこまれた。
たしかに。

今日は月海ちゃん、卯妙さん、みぞれちゃんと、ビッグサイトで開催している商社のバーゲンセールみたいなのに朝から行っていたのだ。
行くつもりはなかったのだが、天気がよくて、ふと出かけたくなった。
で、くっついて行った。
セールはもちろんおもしろくもなんともなかったが、お弁当を買って、みんなで外で食べて、まあ楽しかった。

昼食後は私はもうセールは見る気がなかったので、そのまま原宿にもどって蘭を観にいくことにした。
代官山に行くという月海ちゃんといっしょに行った。
じつは月海ちゃんも蘭には興味津々のようだ。

タスヤードはこじゃれたカフェで、その横っちょにくっついた小さな部屋みたいなところで蘭の展示販売をやっていた。
新代田のピピカレーの佐藤さんがFacebookで時々シェアしている福岡の店なのだが、前から気になっていたところ、東京で展示するというので、これは行かねばと思っていたのだ。
ちいさいスペースだったが、いやいや、さまざまな蘭が展示されていて、楽しいのなんのって。

鉢もの、ハンギングもの、それから月海ちゃんがいきなり食いついたのは終わった蘭の花を乾燥させたものを、アクリルのケースに入れたり額に入れたりして、造形作品のように飾っているもの。
人の手が作ったどんなものより、自然の造形は魅惑的だ。

私はすでに部屋に2株の蘭を持っているので、その育て方などを店主に聞いたり(名前を聞きそびれた!)、展示株の説明を聞いたりした。
すべて売り物だというので、ひとついただくことにして、安いものだがコルクに着床させて壁に吊るすようにしつらえられている前記のシッキメンセにした。
いまは押し入れの横の柱に吊るしてある。
花はいまの季節ついていないが、うまく育てれば少しずつ動くはず。
毎日これを見ながらすごすと思うとわくわくする。


夕方、地震があったので、まず下の大家さん(女性のひとり暮らし)に声をかけ、それから羽根木の家と羽根木の家の大家さんのところを回り、無事を確認してから帰りがけにピピカレーに声をかけてきた。
いずれも被害なく無事だった。
東北のほうも大きな被害はいまのところないようだ。