2012年12月12日水曜日

北朝鮮のミサイル(衛星)発射がもたらす政治的影響

photo credit: sergio m. mahugo via photopincc

NHKをはじめとするマスコミ各社は、
「北朝鮮は事実上のミサイルを発射した」
と報じているが、実際には「事実上の衛星」であり、非常に難しいミッションをこなして衛星軌道に衛星を投入することに成功したらしい。
それはこちらに詳しくツイートされている。

それはともかく、今回の北朝鮮のミサイル(衛星)発射は、自民党と維新にとってさらに大きな追い風になるだろう。
北朝鮮の軍事的圧力に対しては、日本も防衛的軍事力を強化する必要があり、それは自衛隊を国防軍化することである、という自民党や維新の主張であるからだ。
しかし、それがもし実現しそうになる——つまり自民党が政権を取ることになれば、周辺アジア諸国からの暴力的圧力をさらに強めることになるだろう。

中国をはじめとするアジア諸国が日本に軍事的な対抗措置を強めれば、日本は自衛隊(国防軍)だけではとうてい対抗できず、アメリカの軍事的傘下にある立場をさらに強化しなければならない。
それは日本のアメリカ属国化をより強化することになる。
もちろんTPPも無条件で受け入れざるをえない。

これはSF的想像ではなく、現実味を帯びたありうるシナリオのひとつだ。
ここで生じる当然の疑問は、
「政治家のみなさんはなぜそんなに簡単に日本をアメリカに売り渡すようなことをして平気なのか」
ということだ。
すべては「お金」が基準になっている。

しかし庶民のみなさん、それでいいのか?
このままでいいのか?
自民党に政権を取らせていいのか?
私は嫌だ。