これは世田谷区が管理している施設で、昭和12年築のいわゆる保存古民家。
ここではさまざまなイベントがおこなわれていて、ここで現代朗読協会もなにかできるのではないかと、メンバーの藤沢さんが見つけてきたのだ。
イベント開催のための企画会議が近くあって、それに出席して企画を提案するという流れがあるので、事前に現場を見学しておこうということで、KATきゃたおかさんとボイスセラピストの榊原さんの3人で行ってきた。
いやいや、すばらしいっす。
たぶんボランティアの方だと思うが、建物をぐるりと詳しく説明をしてくれた。
イメージがもりもりと湧いてくる。
ここでは「環境朗読」をやってみたい。
小坂邸という古民家とそれを取り巻く緑多い環境のなかにとけこんで最初からある朗読。
それはお話を聞いてもらう、というようなレベルではなく、ただ環境のひとつとしてとけこんでいる朗読者たちとその声、ことば。
そして音楽。
それらが時間軸のなかでしだいに統合していき、最後はひとつのパフォーマンスとしてあらわれるのだが、それもこの環境のなかのひとつの事象として成立するようなものにしたい。
いわば「場朗読」だが、これは現代朗読がこれまでいろいろとやってきたものなので、突発的ではない。
あと、参加者といっしょに「環境朗読」を作るようなワークショップもやってみたい。
うまく企画が通るといいなあ。
