今年もゆっくりと進んでいきます。まだ年が明けてから7日しかたっていませんが、1か月くらいたったように感じます。時間がこのようにゆっくりと進むように感じるようになったのはほんのここ5、6年のことで、その理由ははっきりしています。「マインドフルネス」ということを意識するようになり、それを実践するようになって以来です。
それを知らなかった50年間の人生を、私は本当に生きいそいでいたし、マインドレスだったと思います。そのことを悔やんでいるわけではなく、ただ以前はそうだったし、いまはそうではない、というだけのことです。
マインドフルネスというとなにか宗教やスピリチュアルなことと関係があるように思う人がいるらしいですが、実際には違います。もちろん宗教やスピリチュアル系でもマインドフルネスの大切さをいったり、その方法を取りいれている人たちもいますが、本来は人の意識のありようのひとつです。
これは最近とくに心理カウンセリングの世界でも取りいれられるようになってきました。人が陥りやすい抑うつや不安を未然に解消するのに大変有効な方法であることがわかってきたからです。
そういったこととは別に、生きる時間を大切に、つまりは自分自身をおろそかにせずに生きていくために、とてもよい方法なのです。