2012年9月20日木曜日

銀座教室、中野SweetRain、朗読と音楽のタイム感覚

5時、嵐の音で目がさめる。
二度寝して6時起床。

遅い朝食・早い昼食に夏野菜の冷製スパゲティを作って食べる。
これはなかなかおいしかった。近くレシピを公開しよう。

午後、銀座に行く。銀座教室で2級ボイスセラピスト講座の2回め。
前野さんが遊びに来ていたので、そのまま講座に拉致する。
今日はハミング発声、音読エチュード、そして共感的コミュニケーションのお勉強をみっちりと。

中野へ。
ケンタッキー・フライドチキンで軽く食べて、時間調整。
その間にBLOG記事「即興演奏法について」を書く。

7時半、中野〈Sweet Rain〉へ、板倉克之さんのライブを聴きに行く。
今日は最初から日野さんのベースが参加して、板倉さんのオリジナル曲でとてもジャズっぽい演奏だった。
途中からドラムスの押忍さんが参加して、やはりジャズっぽい展開に。

最終ステージでわがげろきょメンバーの照井数男と野々宮卯妙がそれぞれ朗読で参加。
ステージはガラッとフリージャズっぽくなる。
私は野々宮と「タイム感覚」の話をしていて、勘のいい彼女は私のいわんとしていたことのいくらかをすぐにつかんだ様子で、最終ステージはなかなかスリリングなものになった。

タイム感覚というのは、リズム感とは別のもので、一定のビートを刻める能力とは正反対にあるものといっていい。
言葉で説明するのはとても難しい。現場で感覚的に伝えていくしか、いまのところ方法がない。
伸びたり縮んだりするタイム感覚を共演者が共有できたとき、その演奏はとてもスウィングしてスリリングで心地よいものになる。
朗読者がこの感覚を獲得して音楽と共演できたとき、それはきっと音楽でも朗読でもない、しかし確実に音声表現であると同時に、スウィングとドライブ感のある表現になるはずだ。
この確信があるので、私は音楽だけにこだわるつもりはないし、朗読についての大きな可能性を信じているといえる。

今夜は私は演奏にはまったく参加しなかったが、なんとなくいい気分で帰路についた。
帰路、照井数男といろいろなことについてちょっと突っこんだ話ができたのもうれしかった。