音読療法(ボイスセラピー)が少しずつ、ほんとうに少しずつ人に知られるようになってきて、ボイスセラピーを受ける人もボイスセラピストになる人も少しずつ増えてきていることが、とてもうれしい。
ボイスセラピーは現在、老人ホームや地域の集まり、学校、東北の被災地、そして個人の家庭や友人関係、職場といったところでおこなわれている。
まただれでも気軽に参加できる「音読カフェ」も開催されていて、さまざまな声をいただいている。
今日はボイスセラピストが拾ってきた声のいくつかを紹介したい。
■40代女性
■仕事、家事、子育ての日々。自分自身のことを思う時間を持つことなんて考えてもみなかったけれど、
大切な時間だと気付いた。
■30代男性
■自分自身の精神状態がすこしヤバい方向にいきつつあると自覚していて、いろんな本を読んで勉強しているが、音読療法の理論はシンプルでわかりやすいと思う。
■老人ホームでの何回めかの音読ケアにて
■私(ボイスセラピスト)の近くに座っていた女性の方は、音読のとき、最初から最後まではっきりした声を出していたのですが、あとで「最初のころはみなさんから全然反応がなかったのよ」と聞いて本当にびっくりしました。
■老人ホームにて
■「青い山脈」を音読しているときに、女性の方が「歌いたい、歌いたい」とおっしゃっていたのですが、『参加したい!』という思いが感じられて嬉しかった(ボイスセラピスト)。
たくさんの声をいただいているので、機会を見つけてまた紹介したい。
ボイスセラピスト講座のほうも少しずつ人が集まるようになってきた。
10月8日の銀座教室での2級ボイスセラピスト講座も10月7日の1級ボイスセラピスト講座も、初めて参加する方も何人かいらしてにぎやかになりそうだ。
ところで、一度ボイスセラピスト講座を受講された方は、その後何度でも無償で再受講できることはあまり知られていない。
ボイスセラピストには知識と経験を継続的に深めていってほしいという協会のニーズがある。