メインマシンとして使っていた MacBook Pro 15” をけっこういい価格で下取りに出せたので、retinaディスプレイに乗り変えた。
元のProは内蔵HDDをSSDの256GBに換装ずみ、光学ドライブを追い出してそこに内蔵HDDを乗せ変えたという、渾身の改造マシンだったので、いい値段がついたのだ。
ま、手間がかかってるわな。
で、いまはこれを MacBook Pro 15” retina で書いている。
その使用感を少し書きとめておきたい。
画面が美しいことはあらためていうまでもない。
RetineディスプレイはiPhoneやあたらしいiPadに採用されている画面で、その高精細の美しさは知っている人も多いだろう。
これが15インチの大きさになっている。
デフォルトの設定では、画面の解像度は従来のPro15インチとおなじもの(1,920×1,200ピクセル)になっていたが、これを限界いっぱいの2,880×1,800ピクセルに設定しなおした。
広い。
ただし細かくて、文字も小さくなる。
情報量は圧倒的に多くなる。
でも、読みにくい。
文字書きの画面では、フォントを14ポイントくらいにして使っているが、それでも小さくて、老眼鏡をかけなければ読めない。
しかし、フォントはなめらかで美しい。
これは気分がいい。
書き物がはかどる。
もっとも、キーボードの操作感は前のほうがよかったような気がする。
クリック感が弱くて柔らかく、入力ミスが多くなっている。
これはある程度慣れれば解消されるかもしれない。
最初から内蔵ドライブはハードディスクではなくSSDなので、薄くて軽い。
重量はほぼ2キロちょうど。
半分くらいになった感触だ。
モバイルマシンとして私はAirを使っていたのだが、Proを持ち運ぶのもそんなに苦痛ではない。
Airいらねーじゃん。
ま、そんなことはないけどね。
一番びっくりしたのは、電源アダプターのMagSafeの形状が変わっていることだった。
なにげなく前のProのMagSafeを使おうとしたら、使えねー。
これ、不便。
retinaではMagSafe2という新規格のものに変わっている。
これはちょっとねー。
あと、電源ボタンの位置も変わっていて、一瞬「ない!」と思ってあせった。
これはAirのボタンと同じ位置(キーボードの右上端)に統一されたのだった。
でも、これって、電源を落としてキーボードの掃除をしているときに、うっかり押してしまっていちいちスイッチがはいってしまうので、うざいのよね。
これも前のProのほうがよかったな。
CPUその他、スペックはもろもろこれ以上いらねーというくらい高度なのだが、前のProもSSDに換装して使っていたので、私が主に使う文字入力の場面においてはそれほど速くなったようには感じない。
それより、なぜか Mountain Lion がやたらとメモリを食って、処理ももっさりしたような気がするのは、私だけの印象だろうか。
これはバージョンアップで改善されるのを待ちたい。
あ、そうそう。
retinaには光学ドライブはない。
DVDやCDを読みたければUSB経由の外付けドライブを買うべし。