2012年9月14日金曜日

朝電、音楽カウンセリング?、おもしろい仕事、古いお隣さん

朝から体験講座や音読カフェなどの記録映像の取り込み作業。
淑江さんから朝電。10月16・17日の豊田市足助交流館での小林サヤ佳語りイベントについての打ち合わせ。結局15日入りになった。
そのほうが時間的余裕があっていい。
15日の夜、豊田に泊まって、16・17日の二日間、語りのサポート。
17日は名古屋泊。一日名古屋滞在。
18日は「木を植えた人」の300回記念公演に参加。
19日の朝から墨田区小梅小学校で朗読授業があるので、どうしても18日中には東京に戻っていたい。最終新幹線で東京戻り。
なんだか忙しいのかのんびりしているのかよくわからないスケジュール。

朝食に鯖(へしこではない)を焼く。
ゼミ音声の編集。


10時すぎ、羽根木の家へ。
昨夜の新宿ピットインライブのあと、終電がなくなったとかで、ヴォイスの神田綾子さんが泊まったようだ。

11時から音楽レッスン。
先々週に体験に来られた浅岡さんが継続して来ることになって、今日からアレンジと即興演奏法のレッスンが始まった。
よく知っている曲を使ってアレンジを、ということで、持ってきたのは「ふるさと」と「Fly Me To The Moon」だった。
基本的なコードとテンションノートの仕組み、アレンジパターンなどを解説したが、基本的な音楽知識は持っておられるので話は早い。
とにかく、「こうしなければならない」とか「これはだめ」といったかんがえを全部捨ててもらって、自由に、遊ぶように音に向かい、即興演奏ではその音がどこに行きたがっているのか、自分がどんなサウンドを好み大切にしているのかに注意を向けてもらうことを伝える。
すると、「なんだか音楽カウンセリングみたいですね」といわれたのだ。
私の貢献のニーズが満たされるようで、とてもうれしかった。


昼食にゴーヤとツナと玉子の冷製パスタを作る。


外苑前の〈ラルテ〉に行き、髪を切ってもらう。
今日の担当は柳(リュウ)くん。
めずらしい食材の話で盛り上がってしまった。
ザリガニとか、ブラックバスとか。


羽根木の家にもどり、夕方、来客があって、アイ文庫関連の仕事の打ち合わせ。
オーディオブックというわけではないが、音声収録と音楽制作がからむ、とてもおもしろい仕事のオファーがやってきた。
こつこつとやってきたかいがある。
といっても、これもいきなりドンとお金になるという話ではないので、こつこつの延長線上だろうな。
しかし、こちらのニーズは、私たちにしか作れないユニークなコンテンツを、そしていくらかでもだれかに貢献できるコンテンツを作りたい、というものなので、うれしいのだ。


夜、自分の家にもどったら、めずらしく母から電話。
もう遠出はできないのだが、近場なら友だちといっしょに行けるということで、今日バスツアーで名古屋のボストン美術館に行ってきたらしい。
そのとき、肺ガンの手術や検査でいま世話になっている県立病院の真ん前に家がある、かつてうちの隣に住んでいた人が、たまたまいっしょにツアーに乗り合わせたのだという。
来月10日に私が県立病院でピアノコンサートをやるという話をしたら、ご近所中を誘って来てくれる、という話になったらしい。
ありがたいことだ。
このお隣さんについては、母と話しながら思いだしたことがたくさんあって、とても一度には書ききれないので、あらためて。
つまり、私が小説を書くようになって、作家になったその遠因を作ったお隣さんの話なのだ。