2011年11月4日金曜日

げろきょ祭り「忘れられない一日はこうやって始まった」

 2011年11月3日、文化の日。げろきょ祭り「しもきた奇譚」が、下北沢〈Com.Cafe 音倉〉にて開催されました。
 そのレポートを何回かに分けてお送りします。

 朝8時半の少し前から、出演者の一部が羽根木の家に準備のために集まりはじめました。いつものようにライブ前のちょっとあわただしい気分でのスタートでしたが、この時点では、まだ、この日が私にとって、そして現代朗読協会にとって、忘れられない記念碑的な一日になろうとはまったく想像していませんでした。
 出演者はライブワークショップ参加者10名と、ゼミ生のほとんど全員です。ほぼ総力戦です。そして「現代朗読リスナー協会」会長(笑)の丸さんも、いつものように助っ人でかけつけてくれました。
 楽器やビデオ機材、印刷物などを持って、みんなでゾロゾロと歩いて下北沢に向かいました。会場の音倉までは歩いて10分ほど。近くて便利です。

会場にはすでに直行メンバーが来ていました。
 音倉の担当の中山さんにご挨拶してから、午後の部ではほとんどリハーサル時間が取れないため、午前の部の準備をする合間にそれぞれ自主的にリハーサルをやっておいてもらいます。
 私はまず楽器のセッティング。今回は音倉のグランドピアノのほかに、KORGのシンセを持ちこんで、その音と、シンセをMIDIコントローラーにしてMacBookAirにつなぎ、LOGICの音源も鳴らすセッティングです。店のPAは使わず、持ちこんだBOSEのスピーカーを使います。なぜこういうことをするかというと、生ピアノとシンセ音をおなじ場所から出したかったからです。
朗読も今回は完全生声で、マイクは使いません。
 楽器のセッティングが終わったら、今度は照明のセッティング。第一部は嶋村美希子が中心になって、それに照井数男がからむパフォーマンス。途中でゼミ生が4人参加する演目もありますが、基本的にはふたり。と、演奏の私。
 劇場ではないので、照明機材は豊富というわけではなく、セッティングには工夫が必要です。それでも演劇ではないので、あまり厳密で大げさなことは必要ありません。

そうする間にも、遅れて参加のゼミ生たちも続々とやってきました。
 第一部で6人が出る演目「二匹の猫の冒険」のリハーサルをしようという段になって、参加するはずの菊地くんがまだ到着していません。やむをえず、配役を交代しようとしたら、ぎりぎりになって菊地くんが到着。
 ごく簡単なリハーサルを終えたら、もう開場の10時半になりました。
 いよいよ第一部のスタートです。
(つづく)