2011年11月16日水曜日

げろきょ石巻ボランティアツァー報告(3)

石巻のホテルがどこもいっぱいで宿泊予約ができなかったので、仙台市内のホテルが宿となりました。
 復興関係、とくに建築や土建関係の人が長期滞在しているそうです。実際、仙台のホテルでも、ニッカボッカをはいたお兄さんがたを何人か見かけました。
 石巻から仙台へ戻り、三谷産業の高木さんとは仙台駅ではお別れ。ホテルで仙台在住の友人・那月テツとひさしぶりの再開。彼女とは震災後、何度か連絡を取り、貴重な情報を直接もらったりしていたのです。
 仙台市内でもかなり地震がひどかったらしく、損傷のひどい家があったり、なかなか電気が復旧しなかったりと、不便な生活をしいられたそうです。もちろん、海に近いところは津波で甚大な被害と犠牲者を出しました。
仙台で夕食するといったら、テツにおいしい寿司屋に案内するといわれ、お願いすることにしました。驚いたことに、現れた彼女は「寿司屋では食べられないから」といって、私たちの大好物の牛タンをわざわざ買って持ってきてくれたのです。牛タンは〈利久〉という有名な店のもので、わざわざ予約を入れて取りに行ってくれたそうです。ここの牛タンは厚切りで、それが最高においしいのです。
 さっそく車のなかでいただいてから、今度は寿司屋に行きました。回転寿司ですが有名な店で、こちらでも大満足の食事でした。テツくん、ありがとう! そして明日のための英気をたっぷりと養うことができたのです。

ホテルにもどり、チェックイン。ここでも寝心地のいいベッドでゆっくりと休むことができました。
 翌14日はすっきりと朝6時半くらいに起きて、ホテルで朝食。7時45分、出発。晴天にめぐまれました。
 この日も石巻の仮設住宅地を訪問しました。場所はトゥモロービジネスタウン県営石巻渡波住宅用地です。
 集会所は昨日よりもこじんまりとしています。この住宅地は規模が大きく、いくつものブロックに別れています。集会所もいくつかあるようでした。チラシなどで告知は広くしてありましたが、足腰が弱いお年寄りや動けない人も多く、遠くの人はなかなか来れないというようなことを、あとで聞きました。
(つづく)