2011年11月4日金曜日

現代朗読協会はどこへ向かうのか

 げろきょ祭り「しもきた奇譚」が終わりました。なんだろうな、この充実感。
 参加したゼミ生たちもとてもいい顔になってました。あらためてレポートを書きますが、すばらしい公演でした。
 なにがすばらしかったかというと、全員がリラックスしてマインドフルで楽しく、自分をなにも飾ることなく誠実に表現しただけなのに、そこには確実にまったく見たこともない新鮮な表現が生まれていた、ということです。朗読と限定するには狭すぎるし、演劇的だけで演劇ではないし、音楽があるけれど音楽でもない、しかし同時にそのどれでもあるという、現代のジャンル分けの範疇にはおさまらない自由な表現パフォーマンスがそこにあります。
 出演した私たちも初めてのことばかりでしたし、見に来てくれたお客さんにとっても初めて目撃することだったでしょう。そしていま、このような表現をやっているグループはどこにも存在しないと断言できます。
 作ろうと思ってこのような表現集団ができたわけではありません。みなさんのそれぞれの意志が自然に合わさってこんな形になってきたのです。とても信じがたいことですが、とてもうろしいことでもあります。
 この私たちが次にどんなことをするのか、どこへ向かっていくのか、どうぞ注目していただきたいと思います。