2011年6月11日土曜日

今日の「朗読はライブだ!」ワークショップ

現代朗読協会の「羽根木の家」では、ゼミやワークショップをやっている間、門の外に「見学の方は右の呼び鈴を押してください」という縦看をいちおう出してある。
「いちおう」という感じだったのだが、このところ、けっこう見学の申し込みがある。
今日はライブワークショップだったのだが、今日も見学の方が来られたし、先週も見学の方があった。
見学の方のキーワードは「近所」ということと、「なんか普通の朗読講座と違う感じ」である。

ともあれ、今日も見学の方を迎えて、ライブワークショップをスタート。
といっても、今期は参加者が4名と少なく(ひさしぶりだ)、しかもそのうち2名が今日は欠席という状況。が、ゼミ生が2名、臨時に参加してくれたので、人数はおなじ。
今期のテキスト「夢十夜・第三夜」を使って、ひとり読み、お経読み、その他いくつかのエチュードをやりながら進めていく。
今日はとくに、外部からの刺激にたいする反射で生まれるオリジナル表現のエチュードということで、私がピアノを弾いて読んでもらう。
これらのエチュードで、それぞれがどんどん読みが変わり、自由度を増していくのが、私ですら快感を覚えるほど。感動的ですらある。

ワークショップの最後に、見学の方が、
「衝撃的な体験でした」
という感想を述べて帰っていかれたのが印象的だった。
私はとくに衝撃的なことをやっているつもりはないのだが、「朗読」という表現に特定のイメージを持って来られる方には「衝撃的」なのかもしれない。表現行為としてはごくあたりまえの原理を確認しているだけだと思うのだが。
今期のワークショップメンバーがどのようなライブを最後に見せてくれるのか、とても楽しみだ。

終わってからちょっとお茶会。
そのあと、久保りかが残って、いろいろな話をしてくれて楽しかった。
明日は早朝から大阪行き。