2013年9月5日木曜日

表現と生きることの自由を得るために「基礎コース」全10回

このところ立てつづけに講座・ワークショップがあり、いろいろな方が私のところにやってきた。
現代朗読の体験講座、音読療法の資格取得講座、共感的コミュニケーションの勉強会やワークショップ、オーディオブックリーダーの講座や個人セッション、演劇と朗読の合同ワークショップなどなど。
いろいろな人がさまざまなニーズを持ってやってくる。
ほとんどが学びのニーズを持ってやってくるのだが、それにこたえるのが私の仕事であり、また喜びでもある。

一見バラバラな内容の講座やワークショップのように見えるが、私のなかではこれらは首尾一貫している。
とくに最近はその一貫性がさらに整い、整理され、迷いがなくなってきている。
すべての講座において力強い確信をもって伝え、学んでもらえているのではないかと感じている。

これらの講座を貫いているのは、「共感」「呼吸・声・身体」「マインドフルネス」というキーワードだ。
自分が自分だと思いこんでいる自我がしがみついている浅はかな企みを捨て、より深い自分自身の自然なありようにすべてを任せていく。
それがすばらしい表現を生みだす。
自分がこうしたい、ああしたいと思っているその欲望は、自分の外側からあたえられ植えつけられたものであることに気づくこと。
そしてすばやくみずからの身体にアクセスし、表現することすべてに全身の細胞で参加してもらうことを妨げないようにする。

現代朗読の方法も日進月歩で進化・深化してきたが、まだまだざっくりしたところがあった。
しかしそれがいま、とても精密な体系になりつつあると感じる。
これを身につけるのは簡単なことではないが、もし身につけられたとき、広々とした自由を見ることになるだろう。
表現の自由とは、生きることの自由と自立・自律を得ることでもある。

今回、それらの方法を体系的に教えるためのカリキュラムを、ある程度整備したいという思いが生まれた。
そこで、これまでにはない全10回という長時間のコースで現代朗読を学んでいただく(私にすればお伝えする)カリキュラムを用意することにした。
それが「現代朗読基礎コース全10回」である。
9月28日スタート、興味のある方はぜひ参加していただきたい。
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