2011年4月30日土曜日

MacBook Air と MacBook Pro ではテキスト入力時に文体が変わる

という仮説を立ててみた。
実証されたわけではないが、なんとなくそんなふうに感じるのだ。そしてそのように感じる人は私以外にもけっこういるようなのだ。

かつてヒューレットパッカードの名機HP100LXを使っていたときも、そのようにいう者がたくさんいた。私もそう感じた。
そのときには、たぶん、小さい画面で文字入力をするため、視野が狭窄するとともに思考も集中するのではないか、という説に落ち着いた。
MacBook Air のときも画面が小さいため、同様の理由で集中できて、なんとなく文体もいい具合に変わるような気がしていた。
が、実際には違う原理が働いているのではないか、と最近思うようになった。

私は時々、アレクサンダーテクニークという身体の使い方のメソッドのレッスンを受けているのだが、そこで「周辺視野」について意識するようにいわれることがある。そのことを思いだしたのだ。
ProとAirとでは画面の大きさが違うのだが、必然的に周辺視野の広さも変わる。画面が大きければ周辺視野が狭くなり、画面が小さければ周辺視野は広くなる。
周辺視野の情報は顕在意識では直接とらえていることは少ないが、潜在意識には絶えず流れこんできている。その情報はなにか書き手の意識や身体性に影響を与え、ひょっとしたら表出するテキスト文体にも影響をおよぼしているかもしれない。
そういう仮説である。
これはまだ証明されたわけではないが、しばらく意識して観察をつづけてみようと思っている。