現代朗読協会も気がつけば、NPO法人の認可がおりてからちょうど5年がすぎた。
どこのヒモ付きでもない、まったくのインディペンデントな団体なので、逆に外からは怪しい団体のように思われることが多い。実際に、正会員になってくれた人たちに話を聞くと、入会する前は大丈夫な団体なのだろうかととても迷った、という方が多い。家族からは「怪しいからやめろ」といわれたり。
もちろん、決してそんなことはありません。
私たちはまじめに朗読表現を勉強している団体であり、さらには学校や施設へお邪魔して、朗読パフォーマンスを披露したり、読み聞かせの指導をしたりと、社会貢献にも意欲がある団体である。
先日出たばかりの『音読・群読エチュード』も、現代朗読協会のワークショップで培ってきた多くのエチュードが子どもたちの心身の成長にとても役立つと考えて書いた本だ。
とはいえ、朗読については他の朗読団体とは一線を画する独特のアプローチをしているので、一見わかりにくいことは確かだ。
私たちは朗読を「朗読」という特定ジャンルのものではなく、音楽や美術や文学や舞踊など、他の芸術ジャンルと同等に扱い、そのなかで朗読表現をとらえようとしている。一見独特ではあるけれど、コンテンポラリーアートとしてはまったく特殊な考え方ではないはずだ。
現代朗読はとっつきにくい。
という面があることは確かだろう。
私はそうは思っていないが、多くの人からそういっているのだから間違いない。
なので、
まずは体験講座を受けてみてほしい。
受けてみれば一目瞭然。あ、こういうことか、とすぐに納得してもらえる。
体験講座を受けてもらった人にアンケートを書いてもらうことがあるのだが、そこに書かれる言葉でもっとも多いのが、
「眼からウロコでした」
というものだ。
実際にやってみると、そういう言葉が自然に出てくるらしい。
なので、朗読に興味がある方、現代朗読に関心がある方は、まずは体験講座に来てみてほしい。
次の体験講座は、平日の日中しか来れない方のために、来週火曜日の午後1時からおこないます。
詳細はこちら。