2014年7月23日水曜日

へしこ、ガーゼ手ぬぐい、羽根木の家での韓氏意拳

昨日はひさしぶりにへしこを焼いて食べた。
これは鯖のぬか漬けで、かなりしょっぱいのだが、この塩分が夏場には効く。
慣れないとしょっぱさにびっくりしてそのおいしさにたどりつけない人が頻出するのだが、しょっぱさの奥に閉じこめられた旨味を知ってしまうともうやみつきだ。
へしこには鯖のほかに、イワシ、イカ、フグなどもある。

オーディオブックの収録が本格スタートするのにそなえて、いろいろと準備。
かなり大変な仕事になりそうなので、人材も確保しておきたいのだが、なにしろ特殊な業界なので簡単に見つかるものではない。
結局、育てたほうが早い、ということになる。

夜は毎月恒例、韓氏意拳の体験講習会を羽根木の家で開催。
今回も女性が多かった。
男性はひとり。
韓氏意拳は殴ったり蹴ったりという「組手」はなく、基本的にひとり稽古なので、女性や年輩の方にも取っ付きやすい。
そして、自分の身体とおこないを緻密に見ていく、身体の声に耳をすましていく、という繊細さと深さがあるので、知的好奇心も刺激される。
つまり、そういう人がやってくる。

そもそも、韓氏意拳は、私が会員となった「韓氏意拳学会」が中心になっている。
「学会」なので、そこには「教学」があり、また学会員はいわば研究員であって、自分自身の身体性や運動をみずから知り、学ぶことが求められる。

指導者がいる講習会では「手把手《ショーバショー》」という、指導者がこちらの手を取ったり、あるいは指導者の手を持たせたりする指導がおこなわれる。
独特の指導法だが、これによって学習者は自分のおこないを試し、気づき、自分の身体の声を深く聴く手助けをしてもらえる。

私はもう一年以上やっていて、自主稽古も毎日のように欠かさないが、それでもまだまだ自分のことがわからず(たぶん一生わからないのかもしれないが)、好奇心が高まるばかりだ。
そして毎回、講習会ではいくつもの気づきが生まれる。

昨夜は初めての方が多かったので、終わってからみなさん、疲労困憊していた。
私にもおぼえがある。
最初のころは自分の身体への類のない集中をおこなうので、稽古が終わると立てないくらい疲れはててしまうのだ。
いまはさすがにそんなことはない。
というより、いまは終わったあとのほうがむしろ元気になっているくらいだ(身体は疲れているけれど)。

昨夜の講師の内田秀樹先生は、家業が呉服屋さんで、店で売っているガーゼ手ぬぐいがとても使いやすく、しかもかわいいので、愛用している。
昨日も3本、わざわざお持ちいただいた(ありがとうございます)。
夏はとくに愛用しそうだ。

来月8月の韓氏意拳羽根木講習会は、16日(日)の開催。
午前中に1時間半のショートクラス。
午後はレギューラークラスと、会員向けのショートクラス、計3コマの予定。

さて、今夜は元気いっぱいのまま、横浜・白楽の〈ビッチェズ・ブリュー〉まで山田みぞれちゃんとのライブに出かけてくる。
小さな店なのでお客さんとの距離はとても近いのだろう。
みなさん、聴きに来てね。
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