2014年7月11日金曜日

横浜共感カフェ7月8日

NVCの調停のワークショップの翌日、7月8日の夜は、横浜での共感カフェがあった。
最初に大倉山のカフェで開催して、気づいたらもう半年になる。
いまは兼久須美子さんが主催してくれていて、毎月1回のペースで開催している。
場所もこのところ、神奈川県民センターのボランティア団体が自由に利用できるスペースになっている。

8日の夜は5人の参加があり、全員リピーターだった。
男性が3人、うち2人は最初の大倉山のカフェに来てくれた人で、ひさしぶりに顔を出してくれてうれしい。
男性が共感的コミュニケーションに興味を持って積極的に学びに来てくれるのは希望が持てる。
しかも年輩の男性ふたり。
どちらも失礼ながら、こちらが話をしてもけっこうしぶい顔つきで腕組みしたりして聞いていて、リアクションも薄い感じなのだが、実はきちんと興味を持って聞いてくれていることがあとでちゃんとわかったりする。
自分の感情を表にあらわすことが苦手だったり、正直な反応をあらわせないことは、私自身よくわかっていて、そういうふうに育てられ、そのように期待されて生きてきた結果、そうなっているだけなのだ。
中身は繊細で優しい人たちであることはわかる。
そうでなければ共感カフェにも来てくれないだろう。

調停の話もまじえ、チームビルディングの話をしたり、どちらかというといつものように実際にワークをしてもらうというより講義中心になったのだが、熱心な反応があった。
ほぼ全員の話を聞かせてもらうこともできた。
この夜はみなさんとのつながりの質が一段深まったような手応えがあり、私もうれしい気持ちになった。
ある政治運動に関わっている人が多く、それぞれ社会変革の意識を持っておられるのだが、運動体としてなかなかまとまりが持てなかったり、せっかくおなじこころざしを持っていながら仲間同士でぎくしゃくしてしまったりと、悩みがいろいろある。
そこにまず共感し、話を聞かせてもらうことができた。

「ちょっとだけ山が動いた気がした」と感想をもらったり、すこし希望が持てた、といわれたり、また個人的に聞いてもらいたいことがあるので電話番号を教えてほしいといわれたり、私としても貢献とつながりのニーズが満たされるのを感じて、充実した気持ちで横浜をあとにしたのだった。



※7月16日(水)夜、下北沢の旅カフェ〈ステイ・ハッピー〉で共感的コミュニケーションの勉強会「共感カフェ」を開催します。詳細と申し込みはこちら

※次回の横浜・神奈川県民センターでの共感カフェは8月5日(火)夜の開催です。どなたでも参加できます。詳細と申し込みはこちら