午後2時からスタートして午後5時までみっちり3時間、光岡導師に教わってきた。
站椿の抱式からはじめて、技撃椿へ。
一環して体声を聞くこと、体認することについて集中することを試みる。
動く、動ける「きざし」を待ち、聞き、そして動いてみる、それが私たちにさまざまなことを教えてくれることについての確認を、緻密に、濃密に練習した3時間だった。
さすがに疲れた。
しかし、濃密な集中による疲れで、まったくいやな感じはしない。
羽根木にもどったら、すでに講師や参加者が来ていて、すぐにフォーマル・コンセンサスという合意形成の手法についてのシェア会がはじまった。
この手法は私ははじめて知ったのだが、なかなか興味深くすぐれたもので、組織運営にたずさわる者はぜひともこれを身につけたいと思わせるものだった。
組織の意思決定には、たいてい、多数決といった非民主的で暴力的なものが使われてしまうものだが、それを嫌って全員の意見を民主的に取りいれようとすると、今度は膨大な時間と手間がかかってしまい、結局最終決定にいたらない、ということが起こる。
しかし、このフォーマル・コンセンサスを用いると、全員が意思決定にかかわり、合意し、なおかつ時間という有限なリソースを効率的に使ってすばやく最終決定にいたることができる。
ドキュメントはまだ英語のものしかないが、読みこんでプロセスをしっかりと身につけてみたいという気になった。
私の場合、現代朗読協会、音読療法協会などの組織運営にかかわっているし、またトランジション世田谷茶沢会の人たちや、共感的コミュニケーションの勉強に来ている運動体の人たちにもこれを紹介してみたたくなった。