2011年8月3日水曜日

「繭世界」が稲葉佳子展で朗読される

愛知県一宮市に一宮市三岸節子記念美術館がある。市町村合併前は尾西市三岸節子記念美術館だった。
三岸節子は1905年(明治38年)に生まれ、その後女流画家として活躍、60歳をこえてからフランスに渡り、南仏に住んでいた。84歳で帰国、大磯に永住。94歳で永眠。
この美術館にまだ行ったことがないのだが、次の日曜日7日に行くことになっていて、楽しみにしている。

現在この美術館では、稲葉佳子展「夏に舞う」がおこなわれている。会期中にいくつかイベントが予定されているのだが、そのなかのひとつに朗読会がある。名古屋の俳優で私の盟友である榊原忠美氏と、清水陸子さんのふたりがおこなう朗読で、ひとりずつ文学作品を朗読したあと、最後に私の「繭世界」という作品を朗読することになっている。
「繭世界」はこのイベントのために私が書き下ろしたオリジナルテキストだ。
なぜ「繭世界」なのかというと、稲葉さんの作品(インスタレーション)が蚕の繭から作った真綿を使って作られたものだからだ。
テキストは抽象的で現代的な作品だが、それがインスタレーションのなかで二人の朗読者によってどのように音声化されるのか楽しみだ。

稲葉佳子展は現在も会期中だが、朗読会は8月7日(日)17:30からおこなわれる。
ご都合のつく方はぜひお運びください。私も東京から駆けつけます。
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