チェルノブイリ原発事故のあと、ドイツにある小さなシェーナウ村の一部の市民達は 電力を市民に取り戻そうと考えました。
これは、住民投票を経て、市民電力会社をつくるまでに至った市民の記録を撮ったドキュメンタリーです。
築77年の古民家でゆったり鑑賞した後は、持ち寄り茶話会をしながら「私たちのエネルギーシフト」について語り合いましょう。
畳の部屋で思い思いに座れますので、お子さん連れの方も遠慮なくどうぞ!
2012年6月8日(金)19時〜(上映時間60分)
★会場:現代朗読協会 羽根木の家(世田谷区羽根木1-20-17、井の頭線新代田駅徒歩2分)
※猫がいますので、猫アレルギーの方はご注意ください(家の通気性が良すぎるせいか症状が出ない人が多いですが念のため)。
※畳保護のため、靴下をご持参ください(裸足はご遠慮ください)。
★参加費:500円+カンパ(東日本大震災被災地支援 つながり・ぬくもりプロジェクトへ)
★持ち物:みんなでシェアできる食べもの(おかず、主食、おやつ、飲み物)、マイカップ&皿&カトラリー(あれば)
★予約:現代朗読協会 event@roudoku.org /電話 090-9962-0848
★主催:トランジション世田谷 茶沢会/現代朗読協会
【シェーナウの想い】
http://www.youtube.com/watch?v=QPgUskB9L4I
ドイツ、黒い森(シュヴァルツヴァルド)の街、シェーナウ。どこにでもあるような、静かで穏やかで、皆が顔なじみの美しい街。
1986年、ウクライナのチェルノブイリで起った悲劇を発端に、穏やかなシェーナウの人々の暮らしは一変します。チェルノブイリと同様、近くに原発を臨むこの街で、子ども-の未来に不安を持つ親たちが集まり、住民運動を始めたのです。
「原子力のない未来を求める親の会」。かれらの最初の活動は、小さなテントをたてて情報センターにし、放射線物質を防ぐための生活情報を発信することでした。何を食べてよ-くて、何がだめなのか。被ばくによって何が起るのか。その危険は、私たちのすぐ近くの原発からも、もたらされるのでは?
彼らはまた、チェルノブイリ村の人々――とくにその子どもたちをほおっておくことができませんでした。被ばくした子どもの癌検診のためにと資金を送り、さらに村の子どもた-ちをシェーナウの森に招待しました。彼らはチェルノブイリの子どもたちに伝えたかったのです、「シェーナウは、あなたたちを忘れない。ずっとあなたたちの側にいる」と。
それは、原子力と闘うことを意味していました。
原子力のない未来を願う親たちの、小さな住民運動は、やがて電力革命を巻き起こし、ついにドイツの電力史を塗り替えます。これはそのシェーナウの人々の思いを綴ったドキュ-メンタリーです。
【参考映像】
2001年放送 NHK特集「エネルギーシフト 電力革命がはじまった〜ヨーロッパ市民の選択〜」
http://video.google.com/videoplay?docid=1150978554333065687#
10年前に日本でも自然エネルギーへのシフトが始まる兆しがありました。シェーナウ村の紹介も前半に出てきます。