2019年3月13日水曜日

シュトゥットガルトのホテル、ビールを飲みに行く

シュトゥットガルトのホテルはオーナーが怖い顔の無愛想なじじぃだけど、部屋や建物の全体にとてもよく気がまわって注意深い。
エレベーター前の共有スペースは気持ちよくしつらえられていて、緑の配置も心地よい。

鏡の前をふと見ると、湯沸かしポット、本棚、チェスのセット、そして裁縫道具が置いてあって、だれでも使えるようにしてある。
別の場所にはアイロンとアイロン台もあって、これも自由に使えるらしい。

夕方の街にビールを飲みに出た。
街並みが美しく、どこを撮っても絵になる。

さびれた原宿みたいなところに出た。
「さびれた」というのは、このあたりの店は午後5時になるとみんな店じまいをしてしまって、街は閑散としてしまうからだ。
カフェはあるが、飲み屋はない。

やっと見つけたビヤガーデンに入った。
日本人を含む外国人にも有名な店らしく、メニューはドイツ語のほかに英語表記もある。
ここはアラブ系の人はいなくて、生粋のドイツ人がほとんどのようだった。
頼んだハウスビールもおいしかった。
ついつい一気に2杯飲んでしまった。

ソーセージサラダも付けて、Sくんとふたりで16ユーロ。
安い。
ちなみに、清涼飲料やペットボトルはやたら高くて、大体3ユーロから4ユーロの間だ。
ファンタ1本が4百円近くする。

運河だか河だかをまたいで、またホテルのほうに帰る。
猿みたいにうるさく鳴く鳥が、夕暮れの木立のてっぺんで騒いでいる。
木々はまだ芽吹いておらず、裸だ。
これがもう少しするといっせいに芽吹いて、街の風景も一変するに違いない。

早い時間にホテルにもどり、機内泊のせいで変に眠れなかった睡眠不足を一気に取り戻すべく、今夜は早めに寝てしまおう。
日本はそろそろ日が明けるころか。