2019年3月19日火曜日

フランクフルトからベルリンへ

フランクフルト空港で時間をつぶしてから、そのままEasyJetというローカルの格安航空会社の便に乗る。

その前に、空港のカフェで買って食べたサラミサンドイッチがかなりおいしかったな。
毎日こんなものばかり食べている。

私は日本食がどうの、脂っこいものはどうの、ということはほとんどなくて、たいてい現地の屋台のようなところで調達できるものでこと足りる。
そもそも一日二食くらいしか必要ないので、お昼はどうする、夕飯はどうすると、一日中食事の心配をしているように見える人は忙しくて大変だなと思う。

今日もフライブルクの駅カフェで食べたパンと、この空港で食べたサンドイッチ、それでおしまい。
寝るときはお腹になにかたまっていると、眠りの質が悪くなって、つぎの日に差し支える。

EasyJetはきさくな便で、そっけなくボーディングパスして、そっけなく飛び、そっけなく到着した。
ベルリンまで50分。
なんの情緒もない。
けれど、夕方の便だったので、宵闇迫る空の色が美しかった。

空の上から見たベルリンの夜景は、フランクフルトもそうだったが、妙に黄色くて、日本のような派手さはない。
到着したベルリン・テーゲル空港もなんとなく暗くて、田舎っぽい。
バス乗り場まで案内表示にしたがって行ったが、人がすくなくて心細くなる。
それでもバスに乗りこみ、ホテルの最寄りのベルリン動物園をめざす。

もちろんベルリンはドイツ一の都会で、面積でいえば東京23区より広いくらいだが、バスから見える街はなんとなく暗い。
と思っていたら、動物園駅で降りたら、いやはややっぱり都会じゃないの。
スタバはあるわ、マックはあるわ、ダンキンドーナツはあるわ、バーガーキングはあるわ、ケンタッキーのドイツ版みたいなチェーン店はあるわ、ファッションビルはあるわ、なんだってありそうだ便利この上ない。
こちらで今夜から足かけ五日間のベルリン滞在がはじまる。

さて、どんなものを見て、どんな経験ができるんだろう。
ジャズやペーパーバックなど、アメリカ文化をたくさん紹介していた植草甚一さんが、初めて渡米したのは還暦をはるかにすぎてからだったというエピソードを、ちょっと思い出したりしている。
私は還暦を2年すぎようとしている。
植草甚一(JJ)みたいにいきいきしたレポートができるといいな。