毎月の恒例になっているが、今回は私が「右足首骨折」という事態で迎えることになった。
当然、講習には参加できず、見学だろうとやや落ちこんでいたのだが、前日、内田秀樹先生から謎のメールが。
「座って練習を行う場合は椅子を2脚用意してください」
なにい?
ということは、脚を骨折していても練習できるということなのか?
半信半疑のまま、昨日の講習会となった。
午前中は体験講習会のショートクラス。
体験講習の人が普通に形体訓練や站椿の練習をするかたわら、内田先生に教わって、私も横で椅子に座ったまま練習。
椅子に座って韓氏意拳でいうところの「状態」にはいろうとすると、全身がともないにくいのでかなり様子がちがう。
うまくいかない。
が、それは座っているからではなく、腰から下が動かせないために、全身の「状態」を把握しにくいと自分が思いこんでいるせいだということに、やがて気づく。
立っていようが座っていようが、しゃがんでいようが、あるいは寝転んでいようが、それなりの「状態」の密度をあげることはできる。
また座ったままでも、全身の連動を緻密にみながら練習はできる。
なるほどー。
昨日の講習は、午前・午後を通して「身体をとおる長いスジ」を意識することについてしばしば言及された。
なるほど、スジを長く大きく、そして外に向かう意識を持てば、全身の大きな連動が把握しやすいようだ。
これまで毎回のように体験に来ていた友人の真花ちゃんが、韓氏意拳学会員になることを決意した。
仲間がひとり増えてうれしい。
やはり今回入会するつもりだといっていた喜己くんは、寝坊して来なかった(笑)。
来月の羽根木講習会は、体験講習会が10月20日(月)夜、会員のための初級講習会が10月27日(月)夜の開催です。
興味のある方は現代朗読協会までお問い合わせください。