2014年9月18日木曜日

収録機材、基礎トレーニング、リップノイズ対策の個人セッション

今日の朝ゼミは、矢澤ちゃんが届いたばかりの収録練習用ハンディレコーダーを持ってきたので、それのテストと機材の解説。
矢澤ちゃんが買ったのはZOOMのH1というレコーダー。
びっくりするほど安い!
しかし、機能と音質は充分。

ほかに私が持っているレコーダー各種や、みゆきさんが持っているICレコーダーと聴きくらべたりして、おもしろかった。
今朝も強調したのだが、音はとにかく「入口」と「出口」の部分が重要。
最近のハンディレコーダーはすぐれたマイクを装備しているものが出てきていて、安いのにすばらしい。
それにちょっとクオリティの高いモニターヘッドフォンをつないで練習すれば、オーディオブックリーダーとしては充分に必要な訓練ができる。

小説書きの奥田くんが参加していたので、彼の作品も読んでもらう。
若い女の子視点のストーリーだが、語り口の扱いが難しい。
ここは踏ん張りどころ。

みんなで東松原の〈アイキッチン〉に行って、カレーで昼食。
午後3時から昼ゼミ。
体験参加がおふたりあった。
ストレッチから基礎トレーニングを丁寧にやる。
そのあと、体験の方にも読んでもらい、いろいろ現代朗読的なアプローチを試みる。
大変おもしろがってもらえたようで、私も楽しかった。
昼ゼミのあとは音声表現スキルアップの個人セッションをおひとり。
いろいろ指導を受けたり試したりしてみたけれど、どうしても強いリップノイズが取れないということで、私のところにやってきた。
読んでもらい、収録し、波形を見ながら分析してみたが、とくに大きな問題はない。
もちろんリップノイズはあり、なかには強いものもあるが、克服できないものではない。
彼女のリップノイズの特徴、身体の使い方の癖、ノイズを取るための訓練方法などをお伝えする。

ひととおり終わってから、表現にたいする思いを聞いてみたら、オーディオブックにかぎらず演劇や朗読ライブなども積極的にやっておられて、とにかく表現する場を大切にしているようだった。
自分のニーズを大切にして、これからもいきいきとスキルアップしていけるといいし、そのお手伝いができれば私もうれしいと思う。