2013年7月31日水曜日

TODOリストを短くする

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手帳の「TODO」欄に、やりたいことややる必要があることをリストにして書きだしている人は多いと思う。
私もそうしていて、紙の手帳に書いたり、iPhoneのアプリを使ったりしているのだが、そのリストはほうっておくと日々長くなっていく傾向にある。
皆さんはどうだろうか、私はそうだ。

これが長くないと仕事がなくなるような気がして不安にかられる、という人もまれにいるかもしれない。
カレンダーにびっしり予定が詰まっていないと不安になるのとおなじ心理だろう。
私は逆だ。
TODOリストが長くなってくるとストレスを感じるし、カレンダーはできれば真っ白のほうがいい。
真っ白だと、だれかからなにか誘われたときに(コンサートとか展覧会とか)すぐに「ほいよ」と行けるし、気が向いたときに旅行にだって行ける。
かつてそうなったためしはないが、せめてTODOリストは短くしておきたい。

かつてはTODOリストの各項目に優先順位をつけていた。
台所の流しの掃除をするのと、仕事になるかもしれない企画書を書いてある人に送ることと、どちらが優先順位が上か。
それを決めてから、優先順位の高い(と自分が思いこんだ)順で片づけていった。
なかなかうまくいかなかった。

つぎに、優先順位を決めて書きこむのではなく、共感的コミュニケーションのかんがえかたで「ニーズ」を項目の横に書きこむようにしてみた。
台所の流しの掃除をするのは「清潔のニーズ」があるから、企画書を書いて送るのは「能力発揮、創造性、自立などのニーズ」があるから、という具合だ。
優先順位ではなく、いまこの瞬間、どのニーズを満たしたいのかを自分にたずね、そのことをおこなうことでニーズを満たせる、という喜びでもって行動する。
これはなかなかいい方法だ。
現在もこの方式を取っている。

最近、さらにかんがえを一歩進めようとしている。
自分がリストに書きだしたやりたいこと、やる必要があることは、優先順位が高かろうが低かろうが、あるいはどんなニーズがあろうが、どのみちやることになるのだ、ということだ。
ごちゃごちゃかんがえてないで、やれるものを片っ端から片付けてしまえばいいのではないか。
なにか理由をつけて残しておいたTODOは、そこにあるかぎりずっと私の心に引っかかりつづけているのだ。
そのことが私の行動の質を低下させている可能性はある。