2013年7月5日金曜日

感覚をより働かせるためのトレーニング法


昨日は朝ゼミ、昼ゼミ、夜ゼミと、げろきょデー。
朝ゼミではマインドフルについてのあかりさんとてんちゃんの気づきをまず聞かせてもらった。
そのなかで、「触覚にフォーカスするとマインドフルになりやすいかもしれない」という話があったのだが、私からのアドバイスとしては「特定の感覚を取りに行かないほうがいい」ことを伝えた。

人は感覚器官(神経)が全身に張りめぐらされていて、まさにセンサーのかたまりといってもいい。
その点が、昨今だいぶ進化してきたように見えるロボットとの最大の違いだ。
この感覚器官をより働かせるためのトレーニング法にはふたとおりある。
ふたつは真逆の方法だ。

ひとつめ。
ある感覚を遮断することによって別の感覚を鋭くさせる方法。
たとえば、視覚を遮断することによって、それ以外の感覚——聴覚や触覚など——を鋭敏にさせることができる。
これによって普段は意識しないような微細な感覚にフォーカスする。

ふたつめ。
特定の感覚を取りに行かない方法。
自分の感覚と身体をひらき、マインドフルネスの状態のなかで周辺からはいってくる情報をシャットアウトすることなく受け入れ、身体と無意識がそれらを処理するに任せる。
いったん「聴覚に集中」とか考えてしまうと、それは言語思考のレベルにもどってしまうので、ただはいってくるものを受けいれ、感じるに任せる。
一種の瞑想であろう。
これは私たちが普段やっていないプロセスであり、難しいのである程度のトレーニングを要する。

そんなことを朝ゼミで話したり、練習してみた。
それ以外では、今月27日に近づいてきたげろきょ公演「キッズ・イン・ザ・ダーク 〜 夏の陣」の稽古および構想をいっしょに練ること。
とくに昼ゼミでは「ギグ」といっているが公演内のパートごとの内容がどんどん決まっていって、ようやく全貌が見えてきた感じ。

げろきょ公演「キッズ・イン・ザ・ダーク 〜 夏の陣」の詳細はこちら。
会場が狭いので定員に限りがあります。
予約はお早めに。
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