2013年7月14日日曜日

キッズ4夏の陣の稽古が佳境に

昨日は猛暑のなか、朝からライブワークショップ。
暑さにはめっぽう強いという自信があったのに、数年前、つづけて何度か熱中症をやって以来、暑さで著しく消耗するようになった。
ま、年齢もあるからしかたのないことかもしれない。

ライブワークショップは残り2回のなかで、ライブ公演のための仕上げをしていく。
今日はライブ公演のプログラム順を確認しながら、それぞれのギグ(Gig)の手順を練習。
現代朗読の公演は、ギグと呼ばれるひとまとまりのパフォーマンスのかたまりの連続で構成される。
とくに今回はたった2種類の短いテキストを、手を替え品を替え、いろいろな方式で朗読していく形式になっている。

今回のギグは全部で13種類ある。
それらが連続して次々とあらわれ、全体を構成する。
今日の稽古の感触では、全13ギグで70〜80分くらいになると思われる。
が、それも本番ではいくらか前後することになるだろう。

今回のギグはすべて群読で構成される。
朗読者は進行内容をこなしながら、しかしもっとも重要なのは自身の身体性(内実)に気づきつづけ(体認)、共演者および観客とコミュニケートしながら「いまここ」につながりつづけることを要求されている。

こうやって書いてみたら、なんだかちょっと大変なことをみんなに要求しているような気がしてきた。
リズムや音感を要求される複雑なギグの段取り、音程についての感受性、テキストの読みこみ、身体性へのセンス、共演者や観客とのコミュニケーション、音楽に反応すること、マインドフルにありつづけること。
どれをとっても大変なことかもしれないが、たぶんみんなできるだろう。
そのことを私は信頼している。
なぜなら、これまでいっしょに練習してきたなかで、そのことを私の無意識が確信しているから。
私は私の無意識が発している信号を全面的に信頼している。

私たちはなにか特別なことをやれているのではないか、という確信がある。
表現の世界に革新的ななにかをもたらしているかもしれない。
革新的なことが嫌いな人はご遠慮いただきたいが、そういうことに好奇心を持っている人は、ぜひともご覧いただきたいものだ。

現代朗読公演「キッズ・イン・ザ・ダーク ~ 夏の陣」の詳細はこちら