2013年7月6日土曜日

ライブワークショップ、体験講座、参加者の声

今日の午前中は「朗読はライブだ!」ワークショップの今期3回め。
公演本番のテキストが完成したので、渡して読み合わせ。
今回の公演台本はA4のペラ一枚のみ。
ひとつ(ふたつ)のテキストを手を変え品を変え、現代朗読のパフォーマンスとしてさまざまな表現で読むことに挑戦する。

午後は体験講座。
今回の参加者は4名で、それにゼミ生が3人参加してくれた。
最近はいつもそうだが、漠然と「朗読とはこんな感じ」というイメージを抱いてやってきた人にとってはかなりショッキングな内容だったかもしれない。
講座の合間や、終わってからも、なんとなく呆然としている感じがあって、「やりすぎたかな」と一瞬危惧してしまうのだが、しかし現代朗読のエッセンスが明確になってきているので、それをお伝えせずにはいられない。
ひょっとして長らく参加しているゼミ生ですら、このところの凝縮された現代朗読の考え方をあらためて聞くとびっくりするかもしれない。


今日の参加者の声を紹介しておく。

■表現する事とはどういう事なのか、少しわかった気がします。自分の内面をまず見ていくというのが、新しい考え方で、とても為になりました。3時間の間に、すでにいろんな気付きがあって、有意義でした。ありがとうございました。

■自由にする、ということが、いかにむずかしいかを実感しました。かっこつけようとする、作法?を気にする、色々なことが気になって表現のみに集中するのが難しかったです。一方で、「何でもどうぞ」といわれても何も浮かんでこなくて困りました。ああいろ、こういろ、と言われる方がある意味で楽なのかな?とも思いました。でも、矛盾するようですが、「そのままでいいよ」と言われた時の安心感ときたら、胸にこみあげてくるものがありました。とても良い時間を有難うございました。

■今日はありがとうございました。人の朗読をたくさん聞く機会もそんなにないので、今回はじっくり聞くことができたことも楽しかったです。ライブパフォーマンスもぜひ聞きに行ってみたいです。読む方も、ちょっとなかなか使わない気を使って読んで、不思議な感覚でした。ゼミ生の方々の、ぶっ飛んだ朗読を聞いてみたいなと思います!

■制約をはずすと混乱する、という感覚が新鮮に思えた。その先におそらく気持ち良さや共感が待っていそうな気がする。いろいろはずして自由にして、表現して、それで、私に共感してくれる人、聞いてくれる人は表れるのか、という不安はかなりまだある(お客さん相手の仕事をしていた経験からのクセかもしれない)。


次回の朗読体験講座は8月3日(土)、午前10時から開催の予定。