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先日、TODOリストに自分のニーズを書きくわえて「やらねば」を「やりたい」に変化させる方法を書いた。
⇒ http://juicylab.blogspot.com/2012/08/blog-post_17.html
いくつか反応があって、そのなかにTODOリストに優先度を設定して片付けようと努力している、というものがあった。
かんがえてみれば私もかつてそのようにしていた。
そして多くの方がそのようにしているだろう。
これは実はTODOリストを処理する上であまり効果がない方法なのだ。
「やるべきこと」に優先順位をつけて、優先度の高い順から片付けていく、というかんがえかたは、実は効率主義のかんがえかたであって、つまり資本主義・成長経済のなかで作られたかんがえかただといえる。
私はそこから「降りる」ことで自分の人生の幸せを取り戻したいと思っている。
TODOリストは自分のニーズ(価値観といいかえてもいい)を大事にするためのリストなので、そのひとつひとつに優先度をつける必要はない。
優先度をつけると、優先順位が高いものは自分にとって価値が高いもの、低いものは価値が低いもの、という「判断/評価」が加わってしまって、自分のニーズをおろそかにすることになってしまう。
TODOリストの扱いは刻一刻と変化するものであって、リストとニーズをながめていまこの瞬間、自分はどのニーズを大切にしたいと思っているのか、じっくりと自分のなかを見つめてみることが必要だ。
そして自分のニーズとつながることができたとき、それを満たすために積極的な行動に移せる。
TODOリストがいつまでも短くならないのは、自分のニーズにつながっていないから、つまり自分を大切に扱えていないからだろう。
優先順位という考え方は、自分の外側にある判断基準をあてはめて作っているものだから、優先順位をつけたとき一瞬安心したような気がするけれど、それは自分を大切に扱うことにはならない。
TODOリストは優先度で扱うのではなく、いまこの瞬間自分が大切にしていることはなにか、というニーズを満たす喜びで扱えるようになると、人生は幸せなものになるだろう。