ご存知のとおり、今年の2月13日にスタートした「音読日めくり」というサイトを毎日更新しつづけ、これまで一日も欠かしたことがなかった。
これは想像できないかもしれないが、実際にやってみるとかなり厳しい作業である。
これまで何度も、いや、ほとんど毎日のように、中断したくなった。
それでもまだ続けられているのは、少ないながらも毎日のように読んでくれている方がいて、その中にはそれをわざわざ音声化してブログに毎日流してくれている方までいらっしゃるからだ。
そんな方のひとりから、こんなメッセージをいただいた。
この方は私よりずっと年配で、しかも身体が不自由で車椅子の生活を送っておられる。
プライバシーに配慮して、原文をすこし変えさせていただいた。
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昨日老人ホームのショートステイから帰り、お風呂へ入れてもらって夫と久しぶりにゆっくり昼食。ショートステイに行く前に頼まれていた音訳仕事を期限までに完成したので緊張感がなくなったせいか月をみると早く天国にいきたいと思う。しかし友人に急げば地獄しか空いていないと威かされている。
痛みの強い時や身体の思うように動かせないときは「天国へ行きたい」が口癖になり子供たちに叱られている。でも音読日めくりがあるので大丈夫。毎日のテキストの全編、青空文庫よりコピーしてあるのを音訳してHPに掲載をすること目標にすれば、口癖治るかな)^o^(
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私はこれを目にして、涙が出た。
私のような者が毎日、ただだらだらと続けることだけを目標にいいかげんに書いているものが、だれかの生きるよすがになっている。
ただこのことだけでも、私がやっていることの意味をいただいたような気がして、感謝にたえないと同時に、つづけていくことの励みになる。
もうひとつ。
私とは比べものにならないほど真剣に毎日絵に取り組んでおられるある方が、現在下北沢〈Com.Cafe 音倉〉で開催している私のスケッチ展に来ていただいたらしい。
先ほどメールをいただいた。
それにはこんなことが書かれていた。
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水城さん、こんばんは。毎日、暑いですね。
今日の午後、音倉の「日めくりスケッチ展」観に行って来ました。
音倉は初めてでしたが、天窓から入る光とか、とても清々しい場所で、とても気に入りました。
水城さん! スケッチ、すごく良かったです。色も、線も、一期一会の感動に溢れていて…。エッジの効いた線、透明感のある揺れるような色彩! 何点か一緒の額装も、ライブ感があって気に入りました。
画題も、「SB山椒」みたいな、トホホ感のあるものから、いろんな葉っぱ、様々な花とか、自由で とても良かったです。
どんなふうに描いているのか、お話したいことも沢山ありました。
音読日めくり6月、購入しました。こちらも、とても いいですね! 6月を買った理由は、憧れの人でもある、長谷川時雨の文章が載っていたからです。面白い文章ですね〜!
久し振りの下北沢、天気も良く、ぶらぶらして楽しみました。帰りにブックカフェ槐多に寄って、今、帰るところです。
楽しみました。ありがとうございます。水城さん、また お会いしましょう。
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もちろんです、またお会いしましょう。
そして、絵のお話をたくさんしたいです。