2012年7月9日月曜日

マインドフルになるためのGTD

photo credit: Alexandre Dulaunoy via photo pin

アメリカから輸入されて日本でもおおはやりの、仕事ができる人のためのタスク管理術、というよりライフスタイルさえ変えてしまうといわれている強力なノウハウとして「GTD(Getting Things Done)」という方法がある。
私は全然厳密にやってなくて、自分に都合のいい部分だけ取りいれているいい加減なユーザーだが、それでもけっこう役に立っている。

簡単にいえば、あれをしなきゃ、これをしなきゃ、いついつまでにこれを片付けなきゃ、といったタスクや、自分が気になっていること、さらにいえば自分の所有物や人間関係まですべてを書きだし、整理しようというものだ。
すべてを書きだし、そして信頼すべきシステムに預けてしまうことで、いったん頭のなかをからっぽにできる。

一週間後に提出期限の報告書があると、いまこの瞬間もその報告書のことが気になって、なにをするにもなんとなく落ち着かない気分になる。
なので、先に片付けてしまおう、なんて決意することもあるが、そうなるとものごとの優先順位がめちゃくちゃになる。
逆に後回しにしていると、ずっと気になってほかの仕事が手につかない。
それをアラート付きのシステムに書きだしてしまうのだ。

システム手帳でも、GTDソフトでも、タスク管理アプリでも、なんでもいい。
自分が使いやすいものを使えばいい。
一週間後の報告書をいつ書くか、スケジュールを調べて、決めてしまう。
三日後の午前10時に書こう、と決めたら、それを書きだして頭の外に預けてしまう。
報告書のことはきれいさっぱり忘れてしまう。
そして目の前のことに心置きなく集中する。

私はシステム手帳をおもに使っている。
一時、GTDの専用アプリを使ってみたこともあるが、やはり紙のほうが性にあっているようだ。
「いまここ」に意識を向けてマインドフルの質を高めるには、この方法はかなり役に立つ。