2012年7月6日金曜日

駆け足日記(7月2日から6日まで)

岩手県釜石の音読ケア・ボランティアツアーから帰ってきてから、なにやらばたばたしていて、日記をろくにつけられなかった。
まとめて記しておく。

7月2日、月曜日。
オーディオブックリーダー養成講座13期生の最終オーディション収録をする。
その他、講座などの記録音声やPodcast番組の編集など。

7月3日、火曜日。
2級ボイスセラピスト講座の銀座教室の日。
銀座では2時間ずつ計3回に分けておこなったのだが、この日が最終日。
昼の部と夜の部があったけれど、どちらも少人数ながらとても充実していたと思う。

7月4日、水曜日。
知り合いにもらったのに長らく放置してあったSHIMANOの自転車を東松原の自転車屋に預けていたのだが、修理が終わったという連絡が来たので取りに行く。
乗って帰ってみたが、慣れなくてフラフラする。
16段変則で、スポーツタイプ。
かなりの高速走行ができる分、街乗りには不安定さがある。
慣れるまでしばらく慎重に乗ってみよう。

昼に下北沢まで、ちょっと気になっていた小さなイタリアンレストランに行って、ランチ。
とてもいい感じだった。
こういうふうに隠れ家的なお気に入りの店ができるのはうれしいものだ。

そのまま池袋まで行き、石村みかが出演している劇「記憶、或いは辺境」を観る。
役者も演出もとてもクオリティが高く、楽しませてもらった。
一方で「表現の三つのフェーズ(表層)」についてずっとかんがえていた。

外苑前の〈ラルテ〉に行き、髪を切ってもらう。
夏向きにさっぱりと。
夜は知り合いからもらったチケットを持って国立競技場でサッカーの早慶戦を観る。
夜風が気持ちよかった。
VIP席だったのでゆったりと観れた。
試合結果は四年ぶりに早稲田の勝利。

昨日、7月5日。木曜日。
朝ゼミ、昼ゼミ、夜ゼミと、げろきょデー。
夜ゼミでは朗読における「羅生門の呪縛」という話で盛り上がった。

今日、7月6日。金曜日。
東京ビッグサイトで開催されている国際ブックフェアに行く。
最初に電子出版を見る。
これはここ数年、毎年展示スペースが拡大していて、今年は2F全体を占めるまでになった。
しかし、面積と展示は派手になっているが、中身はスカスカでつまらなかった。
電子出版はまだまだユーザビリティが充実するほどにはいたっていない。
おそらく、メーカーや大手出版社には今後の主導は無理だろう。
製作者がみずからどんどんコンテンツを出していけばいいのだ、と私は一貫して思っている。

石川月海と合流。
彼女が一押しのアーティストたちが展示しているブースに行く。
ここでは自分を売り込みたいアーティストが個人でブースを張っている。
ここではコンテンツとか機材とかではなく、人そのものが展示されている感じがして、とてもおもしろい。
直接、ひとりひとりと話ができるのもいい。
興味深い話をたくさん聞けた。

最後にメインの紙の本の出版社のブースを見たが、こちらは年々、フロアが縮小しつづけている。
一番ショックだったのは、私が職業作家としてデビューしたときの最初の出版社である徳間書店が、目を疑うほどちっぽけなブースで展示をしていたこと。
しかもメインの本は宮崎駿のナウシカのコミック7巻セットだった。
まあ、大手出版社などなくなってしまえばいいと一方では思っていることは確かだが。

洋書の写真本を何冊か買ってきた。
いずれも円高のせいか安かった。
帰ってから魚の顔ばかり写した写真集を見て、一枚スケッチを描く。