2013年5月11日土曜日

「槐多朗読」が近づいてきた

今月22日に明大前のブックカフェ〈槐多〉でおこなう「槐多朗読」も、今回で「Vol.7」となった。
本当は「Vol.7」を2月22日におこなった「沈黙の朗読――初恋」としてもよかったのだが、こちらは〈槐多〉の上の〈キッド・アイラック・アート・ホール〉が会場だったので、おなじ「沈黙の朗読」のシリーズではあるが、別のものとして勘定することにした。
ま、あまりこだわる必要もないことだが。

「槐多朗読」のは2011年11月が初回だった。
その後2012年2月、4月、6月、9月、11月と、日数の短い月におこなってきた。
今年は「初恋」があったので、すこし間をあけて5月にやることになった。

ブックカフェ〈槐多〉の槐多とは、夭折の画家・村山槐多のことで、最後は悲劇的に死を迎え生前にむくわれることのなかった人だが、画業も文筆業績も荒削りながら天才の輝きがあり、魅力的な作家である。
キッド・アイラック・アート・ホールのオーナーである作家の窪島誠一郎氏が槐多を愛しておられるらしく、このブックカフェを作られたのだと思う。

「槐多朗読」は私の演奏と現代朗読の野々宮卯妙のコンビでずっとやってきた。
槐多にはピアノがないので、楽器は持ちこみだ。
Macとシンセとミキサー、アンプスピーカーを持ちこんで演奏する。

22日のテキストは私の「子どものころの七つの話」と槐多の詩を使う予定だ。
「子どものころの……」は先月おこなった現代朗読公演「キッズ・イン・ザ・ダーク ~ 春の宴」のために書きおろしたものだが、今回は野々宮ひとりに朗読してもらう。
実体験をベースにした変な話ばかり詰めこんだ作品で、ご好評をいただいている。

狭い店なので定員にかぎりがあるため、興味がある方はどうぞ早めにご予約ください。
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