よく「ザック一個だけで生きられる生活にあこがれる」というようなことをいう人がいる。おそらく、固定化した住居、生活圏、人間関係と、あふれんばかりのモノに囲まれた生活の反動が、そのあこがれを生んでいるんだろう。
読んだことがないが「断捨離」といった言葉がベストセラー本が元で流行しているという。
私は別に流行に乗っているわけではないが、かねてから移動にあたっては極力装備を減らし、身軽に、しかし不自由なく生活できるように工夫を重ねてきた。
何泊かの旅行にもデイパック一個ですむようにしてある。
かつてはコロコロと引っ張るキャリーをいつも持っていたが、数年前からはデイパック一個になった。
荷物が少なくなった要因として、仕事用のコンピューターが MacBook Air 11インチになったことは大きい。
ちっぽけなデイパックだが、海外へだってこれだけで出かけられる。
バッグの中身、大公開。
・MacBook Air 11インチ
・ACアダプター or 補助バッテリーHyperJuice
・モレスキン手帳
・カード入れ
・小物がはいったメッシュポケット
・老眼鏡
・ビデオカメラ
・水筒
・モバイル箸
ビデオカメラには小さなメッシュポケットがくっついていて、なかに予備のSDカードと、カードアダプタがはいっている。
AirにはSDカードスロットがないので、カードアダプタが必要なのだ。
ここに写っていないのだが、BuffaloのWiFiルーターも一個。
モバイル箸はネジで真ん中で接ぐ方式のコンパクトなもの。もう長年愛用している。
iPhone 4 はHDビデオ撮影ができるので、ビデオカメラも不要なくらいだが、いつでも映像コンテンツ用の素材を撮れるように持っている。
小物はUSBメモリ2個、花粉症の薬、iPhoneのUSBケーブル、WiFiルーターのUSBケーブル。
一日程度の外出ならACアダプタも補助パッテリーも不要。
一泊程度の旅行なら、補助バッテリーで充分。iPhoneもこれで充電できる。
2泊以上の長い外出の場合はACアダプターを持っていく。WiFiルーターもiPhoneもAir経由で充電できるので、充電器は必要ない。
このほかに、もちろん、歯ブラシとか着替えとか必要なのだが、それが多いときにはもう一回り大きいデイパックにする。
荷物を極力減らしたいときにはそれらも現地で調達するようにしている。