今週末の5月14日(土)午後1時から、恒例の現代朗読体験講座がある。
恒例といっても、恒例なのは開催する私たちの側の話であって、参加する人は初めてのことだ。
体験講座の所要時間は2時間。なので、ざっくりと現代朗読の考え方と方法について「体験」してもらうことになる。
来られるのはさまざまな方だ。
これまで表現活動にはまったく関わってこなかったが、これからなにか表現活動をやっていきたいと思って、まずは敷居の低そうな「朗読」で検索して来た、という方。
音楽や文章書きなど、表現活動はある程度やっていたが、朗読に興味を持って来てみた、という方。
そして、これまで朗読をやってきたが、なにかいまひとつ納得できない部分を感じていた、ネットで検索し現代朗読協会のウェブサイトにたどりついたら、そこに書かれていることに共感を覚えて来た、という方。
いくつか朗読教室を受けてみたが、なにかしっくり来なかった、という方。
いずれの方も、体験講座を受けて共通に出てくる言葉は、
「目からウロコでした」
「朗読がこんなに自由で楽しいものだとは知りませんでした」
というものだ。
これ、本当なのだ。
体験講座の特徴のひとつに、カリキュラムがないことがある。
カリキュラムというのではないが、簡単な進行内容を作り、それに沿っておこなっていたこともある。が、いつしかそれもやめた。
どういう人が来られるのかあらかじめわからないし、さまざまなニーズの方がこられる。各位知的なカリキュラムでは対応できないのだ。いつも参加者の顔ぶれを見、ニーズを聞いてから、臨機応変に進めていくことにしている。これも数十年にわたる経験の裏打ちがあって、私も最近ようやくできるようになったことだ。
今週末の体験講座はまだ参加申込が少ししかない。
連休明けの気持ちのよい季節、世田谷まっただ中にある築76年の古民家〈羽根木の家〉で、あたらしい表現体験をしてみてほしい。
現代朗読体験講座の詳細はこちら。