2011年5月6日金曜日

「早寝早起き」ではなくて「早起き早寝」

40代になってから生活を朝型に切り替え、以来ずっと早寝早起きを心がけている。
5月にはいり、東京では日の出の時間も午前5時を切ったが、日の出より早く、あるいは日の出と同じ時間に起きることができると、一日気持ちがいい。体調もいいし、腹もへるし、仕事もはかどる。
池田千恵著『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』という本では、「早寝早起き」ではなく「早起き早寝」を推奨している。とはいえ、この本では午前3時起きといったにわかには実行できない設定だったり、結果的にかなり睡眠時間を削る生活になったりと、個人的に同意しかねる提案が多いのだが、「早起き早寝」は賛成である。

「早寝早起き」の生活に切り替えようとして、まず、夜早く寝ようとする人がいるが、急に早寝ができるわけはない。それよりは、気合いを入れてまずは早起きするほうが、リズムを作りやすい。
がんばって早起きすると、夜はその分眠くなる。そして徐々に早寝早起きに移行していけばいいのだ。
問題は、どうやって早起きするか、ということだ。私はいまでは苦痛ではなくなったが、朝早く起きることが苦手な人が本当にたくさんいる。
私が以前書いたブログ記事「睡眠時間を削ることなく朝の貴重な時間を確保するライフハック」を、一部、再掲してみる。

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世の中にはどうしても早起きができない人がいるらしいが、私が実行していることを紹介しよう。
用意してもらいたいものがひとつ。タイマー付きのコンセント。
私が使っているのはダイヤル式のタイマー付きで、クリクリと回すと30分、1時間、2時間、3時間といったふうに、スイッチが入る/切るの設定ができるようになっている。コンセントになっていて、そこに通電する/切電する時間を決められる。
私はこのコンセントに枕元の電気スタンドのコードを突っこんである。時間がたつとスイッチが「入」になる。
寝る前に、ダイヤルを回して、あと何時間後に電気スタンドのスイッチが入るかの設定をする。当然、同時にスタンドは消灯し、そのまま眠りにつく。
6時間とかに設定して寝ると、6時間後にスイッチが入り、電気スタンドがパッと点灯する。部屋には遮光カーテンをかけてあるので、スタンドの明かりでもかなりまぶしくて目がさめる。
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ようするに、光で体内リズムを強制的にリセットする方法だ。
電気スタンドより朝日のほうが効果的なことはいうまでもない。いまの季節だと夜明けとともに起きるリズムを作りやすい。
明るくなっても平気で眠りつづけてしまう人がいるが、これは光をトリガーとして認識しないように感覚を麻痺させてしまっているのだ。そういう人は、光をトリガーとして朝目を覚ました旨を、夜寝る前に自分によくお願いしておくといい。朝、明るくなったら起きてね、と自分に充分にお願いしてから眠りにつくのだ。子どもじみた方法で、バカみたいだと思う人がいるかもしれないが、これは有効な方法なのだ。

さて、こうやって夜明けとともに目覚める生活を手にいれたあなたには、実際そうなってみればわかるだろうが、朝の美しい空気と光景、そして気持ちのいい一日が待っていることになる。
省エネにもなりますね。