2011年5月5日木曜日

現代朗読についてしつこく書きつづけてきた

現代朗読協会の問い合わせ電話は、固定電話ではなくて携帯なのだが、そこへ昨日もかかってきた。
出ると、女性の声でいきなり、
「水城ゆうさんですか?」
と問われた。
聞けば「朗読」で検索して、現代朗読協会のウェブサイトに行きつき、そこで私が書いているいろいろな朗読についての文章を読んでくれたとのことだ。
なんでも10年以上朗読をされているのだが、最近なにか納得できないものを感じていたところ、私の文章を読んで「これだ」と思ったそうだ。つまり、私がいうところの、
「朗読とは本の内容を伝えるのではなく、他人が書いたテキストを素材に自分自身を伝える行為である」
ということに共感してくれたのだという。
うれしい話だ。

現代朗読協会も設立して丸5年がたったが、少しずつ考え方が浸透しつつあるように思えて、ありがたい。
堅苦しく、「ねばならない」に満ちている従来型の表現の世界に、もっと自由で闊達な風を吹きこみたいと願って作った現代朗読協会だ。少しでも多くの人に知ってもらえればと思っている。
そのために、気軽に体験できる講座を用意している。どなたも気兼ねなくおいでください。
次回は来週土曜日14日の午後の開催です。詳細はこちら