いただいた竹の子がたくさんあったので、下処理をして、冷蔵庫に保存してありました。
それを一番シンプルな方法で煮物にしてみました。
下処理のやりかたから書いておきます。
・掘りあげた皮つきの竹の子の下処理
竹の子が丸ごとはいる大きな鍋が必要です。まずは鍋の調達がひと仕事ですね。
竹の子はてっぺんのとがったところを、大胆にざっくりと切り落とします。思いきり、10センチくらい切り落としちゃってもいいでしょう。てっぺんのほうにはあまり身ははいってません。
次に、胴体に縦に切り込みを入れます。中までお湯が通るようにするのと、あとで皮がむきやすいからです。
鍋に入れ、水にひたし、火にかけます。そのとき、米ぬかを入れてアクを抜く方法が一般的ですが、重曹のほうがいいようです。こちらのほうが確実にアクを抜けます。竹の子一本につき重曹大さじ軽く一杯くらいでしょうか。適当です。
これで小一時間、煮ます。
アクが出て、お湯が真っ黒のドロドロになります。
火をとめて、そのまま冷まします。
ある程度さめたら、水洗いしながら皮をむきます。これで竹の子の水煮の完成。
・竹の子の煮物を作る
竹の子は食べやすい大きさに切ります。
根元の硬いほうは5ミリ厚くらいにスライス、上のほうの柔らかいところはざっくりと適当に塊に切ります。
これを鍋に入れ、ひたひたになるくらいのだし汁で煮ます。
だし汁は、昆布と鰹節で作りました。昆布を水から煮だし、沸騰したら取りだし、鰹節を入れてすぐに火をとめます。鰹節は網ですくって取りだします。
火にかけたら、酒をたっぷりと入れます。だし汁の分量の10分の1くらい入れます。
煮たってきたら、塩、薄口醤油で味をつけ、あとは少しずつミリンを加えて甘みを調節します。甘いのが嫌いな人は入れなくてもいいです。
このまま小一時間、弱火にかけて、味を煮ぶくませます。
完成。
一度そのまま置いて冷ますと、味がよくしみるようです。暖めなおして食べてもいいですし、冷たいまま食べてもいいです。お好みで。