2010年7月7日水曜日

げろきょでないと Vol.16 終了

昨日の夜は恒例の中野ピグノーズ「げろきょでないと」だった。第16回。
どんよりとした蒸し風呂のような空気のなか、中野に出かける。
昨日の出演者は、まず野々宮卯妙と照井数男。後半に矢澤ちゃんが参入。
それから、以前一日講座に出席されたフクダさんが来られて、読みたいものがあるというので、読んでもらう。川端康成の掌編から雨の話。
彼女のリクエストで「プリテンド」という曲を弾く。ピグノーズに置いてあるジャズスタンダードの曲集にはなかったのだが、どんな曲なのか鼻歌を聴かせてもらったら、たしかに聞き覚えのある曲だ。ポップス曲集を探したら、あった。初めて弾く曲だが。

そのあと、照井くんが太宰治の「彼は昔の彼ならず」という小説を読む。連続朗読をやっているやつで、まだまだ終わらない。
今夜のテーマは私が勝手に「散歩朗読」と設定していた。
散歩をするごとく、ピアニストと朗読者が寄り添ってのんびり歩こう、リスナーも一緒に散歩するみたいにのんびり物語のなかを歩いてもらおう、という趣旨なのだが、思いつきなのであまりうまくいかない。
サティとか、あるいはミニマルでかわいらしい音をイメージしていたのだが、これはやはり準備不足。私が悪い。

野々宮卯妙は、先週のライブで久保りかが読んだ夏目漱石の「行列」を読んだ。
散歩テーマとしてはよい題材だったのだが、これも私の音の準備がうまくいかなかった。
うららさんが友だちを連れて来てくれたので、彼女にもピアノを弾いてもらった。夢十夜の第十夜を野々宮が読む。不思議な雰囲気になった。

後半は矢澤ちゃんが来たので、思いきって散歩テーマは捨てて、いつものように自由にやることにした(私はね)。
矢澤ちゃんがピグノーズに置いてあった絵本をおもしろく読む。もぐらと太陽のおもしろい話。
そのあと、新美南吉の短編なども。
照井くんは梶井基次郎の短編を読む。
野々宮卯妙には私の「水色文庫」の最新作をいくつか読んでもらった。「自転車をこぐ」とか「アウンサンスーチー」とか。

毎回思うことだが、次回はもう少し準備をしていきたい。
次回の「げろきょでないと」は7月20日です。