ソニーが、ミニディスク(MD)の録音再生に対応したオーディオシステム「CMT-M35WM」の製品出荷を2013年3月をもって終了すると発表した。
その AV Watch ニュースはこちら。
これで20年にわたるMDの歴史が、事実上、閉じられることになる。
20年かあ、意外に短かったんだなあ。
MDは初代MDウォークマンが出たときに飛びついて購入し、その後買い替えながら、少なくとも10前くらいまではかなり愛用していた。
とくに2000年くらいから数年は、コミュニティFMで番組を作っていた関係で、MDはかなり使いこんだ。
現在はどうか知らないが、当時はコミュニティFMに納品する番組音源はMDだったのだ。
番組製作以前にも、あらゆるCDをMDにダビングして、持ち歩いては聴いていた。
なにしろコンパクトなので、持ち歩くには便利だった。
携帯用のCDプレーヤーもあったが、それはほとんど使わなかった。
もとはといえば、カセットテープ式の初代ウォークマンから始まったのだった。
私がまだ学生のころだった。
音楽を持ち歩くという習慣はそれ以来のもので、私に限ったことではなく、ウォークマンはある種世界を変えたといってもいい事件だった。
ソニーはそれほどのインパクトを持った会社だったのだ。
それがいまはアップルに取ってかわられた。
MDを使わなくなったのは、たぶんアップルのiPodが出たからだろう。
2005年か、それより少し前くらいのことだと思う。
現在は iPod touch、iPod nano、iPhone、iPad mini とアップル製品にかこまれて暮らしているありさまだ。
個人的な思いとしては、またソニーが革新的な製品を出して世界をひっくり返してくれないかな、というものがある。
ソニーによれば、MDディスクの生産は故障修理はまだしばらくつづけるとのことだ。