数日前にリリースし、昨日ダウンロード決済して購入できるようになった私の新音楽アルバム「quiet pictures 2」だが、これはBandcampというサイトを使っている。
ここはだれでも無料で登録できて、個人でも決済システムが使える。
つぎのような流れになっている(すばらしすぎる!)。
1. 曲またはアルバムをアップロードして販売設定する(無料でもかまわない)。
2. だれかが曲を買う。決済はPayPal。
3. Bandcampから「曲が売れた」とメールが来る。
4. PayPalから「入金した」とメールが来る。
タイムラグはほとんどなし。
どういう仕組みなのかわからないが、決済手数料はいっさいかからない。
700円のアルバム(「quiet pictures 2」がそうだ)が売れたら、PayPalに即座に700円の入金がある。
手数料がかかるのは、PayPalの口座から自分の銀行口座にお金を移動させるときだ。
ただし、PayPalはビジネスアカウントにアップグレードしておく必要がある。
あと、おもしろい仕組みがわかった。
曲やアルバムを買う人は、700円と価格設定してあっても、700円以上を払うことができるのだ。
つまり、アーティストを応援するためのドネーション(寄付)ができるというわけだ。
この仕組みを使って、なにかおもしろいことができないかとかんがえている。
たとえば曲をアップロードして、ゼロ円に設定しておく。
いくらでもどうぞ、無料で持っていってくれてもいいですよ、というわけ。
どんな反応が生まれるだろうか。
無料の場合は、「メールアドレスを教えてくれた人にだけダウンロードさせてあげる」という設定にしておくこともできる。
なんて気配りの行き届いたサイトなんだろう。
とてもアメリカのサイトとは思えない、というか、さすがにアメリカのサイトというべきか。
少なくとも日本のサイトでこのような気のきいたサービスを見たことはない。
どのダウンロード販売サイトも、通販サイトも、商売っ気丸出しの不愉快きわまりないインターフェースばかりだ。
ほかにも、ライブチケットの予約をここでできるようにもできそうだ。
曲をひとつアップロードしておいて、それを買ってもらうことでライブの予約受付とする。
曲の価格はライブチケットの値段にしておけばいい。
メールアドレスも届くので、なにかあればお知らせも送れる。
いやいや、こりゃまったくいいね。
オーディオブックやPodcastもここで配信しようかな。