おおげさないいかたをすれば、私は音読療法には「雇用創出事業」の側面があると思っている。まだまだ認知度は低いが、音読療法はそのすぐれた手法とシンプルさによって、かならず社会認知度があがってくるはずで、またそれが必要とされている社会状況である。
その実感は、音読療法をさまざまな場面で実施するたびに、ますます強まっている。
高齢者福祉施設、学校、被災地、職場、個人相手など、いろいろな場面で音読療法が力を発揮している。
音読療法には現在「2級ボイスセラピスト」と「1級ボイスセラピスト」、そして「音読療法士(マスター)」という資格がある。
このなかでもとくに「音読療法士」は、音読療法のすべてを習得し、あらゆる場面に対応できる経験を積んだ人に授与される資格だ。
これを取得するのはかなり大変で、軽々しくだれにでもすすめられるものではないが、しかし音読療法士が育っていってくれることを私は切実に願っている。
音読療法協会に個人セッションをもうしこんでくる人がいる。
先日も受け入れをおこなったのだが、その様子についてはこちらに書いた。
心身の不調をうったえる人、うつ予防を期待する人、手軽な健康法を知りたい人、人間関係に悩みがある人、さまざまな状況で問題をかかえている人に音読療法士は対応できる。
もちろん重篤な症状におちいっている人については、病院で受診されることをおすすめするが、病院に行く前に音読療法で解決できることがたくさんある。
そして、みなさんがもっとも恐れている病院での薬物治療を回避できる可能性が高い。
現在は個人セッションを音読療法協会で受けているが、音読療法士なら個人で開業することができる。
現在、お勤めをしていて、雇用関係に悩みがあったり、仕事がつらいと感じている人は、音読療法を身につけて雇用関係から自立することを検討してもらいたい。
また、専業主婦や被扶養者など、とくに生活には困っていないが、精神的・経済的な自立の必要性を感じている方にも検討してもらいたい。
音読療法をおすすめするなによりの理由は、これが「社会貢献」の仕事であるということだ。
だれかのお役に立つことで生きていく、これほど誇りが持てる仕事はないだろう。
そして私もこの仕事を胸を張っておすすめできるわけだ。
明日は音読療法士マスターコースの無料受講説明会をおこなう予定だが、残念ながら参加申し込みがあまりない。
ひとり、ふたりでも、丁寧に説明するし、冷やかしでもかまわないので、興味を持たれた方は気軽に申しこんでいただきたい。
ネット経由でも説明会を受けられるようになっている。
詳細はこちら。